東京の杉原浩司(武器輸出反対ネットワーク[NAJAT])です。
[転送・転載歓迎/重複失礼]

6月12日から14日にかけて、幕張メッセで海軍関係の武器見本市である
「MAST Asia 2017」が開催されます。

日本では2015年に戦後初の大規模武器見本市としてパシフィコ横浜で開催
され、世界39ヶ国の海軍幹部や軍需企業125社が参加しました。日本から
は、森本敏氏がスポークスパーソンを務め、海上自衛隊に加えて三菱重工
などの軍需企業13社が出展しました。

ちなみにその際、私は会場内で「STOP ARMS SALES 武器輸出やめろ」のプ
ラカードを掲げて声をあげ、警備員に退場させられましたが。
http://kosugihara.exblog.jp/21230788/

2年ぶりの開催となる今回は、前回同様に防衛省経産省、外務省が後援
し、ますます力の入ったものとなることが予想されます。

MAST Asia 2017 ホームページ
https://mastconfex.com/asia2017/

MAST Asia 2015 の報告ビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=yTAlRYUcFYo

MAST Asia 2015 France24のレポート
https://www.youtube.com/watch?v=d2_eS1TK3Is

MAST Asia 2015 ジャパンタイムズの報道
https://www.youtube.com/watch?v=ORazXqVeFN0

武器輸出三原則の撤廃から3年が過ぎ、安倍政権は武器輸出への前傾姿勢
を崩していません。憲法9条のもとであり得ないはずの武器見本市に、
しっかりと抗議の声をあげたいと思います。

急な呼びかけとなり恐縮ですが、24日夕方に抗議アクションについての
相談会を行います。ご関心のある方はどなたでも参加できます。

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<武器見本市「MAST Asia 2017」に抗議するための相談会>
日時:5月24日(水)18時30分〜(1時間半以内を予定)
会場:3.11市民プラザ
  (飯田橋駅東口5分:新宿区下宮比町3-12明成ビル302号)
地図 http://chechennews.org/sharedoc/arms/map_311plaza.png
<行き方>
JR飯田橋駅東口改札出て左→飯田橋交差点の歩道橋登る→正面のECCの看
板のあるビルのところで下りる→そのまま進むと右手にみずほ銀行→右手
にローソン→ローソンの角を右に折れて小さい路地→道なりに左→左手に
郵便局と飲み屋を過ぎて行く→左手に1階にイタリアンとフレンチレスト
ランが入った茶色いビル→ここの3階右手の部屋です。

地下鉄はB1出口から出て左に進むと飯田橋交差点→向かいに渡って左に
進むと右手にみずほ、続いてローソンが出てきます。あとは上記のとおり
です。
※不明な場合は 090-6185-4407(杉原)まで

【呼びかけ】武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)
メール anti.arms.export@gmail.com
FAX 03-5225-7214
TEL 090-6185-4407(杉原)
ブログ https://najat2016.wordpress.com/
ツイッター https://twitter.com/AntiArmsNAJAT
フェイスブック https://www.facebook.com/AntiArmsNAJAT/

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★NAJATへの賛同・カンパ募集中! ※正念場の2017年を乗り切るために。
個人賛同:1口 1000円 団体賛同:1口 3000円 (ともに複数口も歓迎!)
振込先 郵便振替口座 00140−4−486789
口座名称 武器輸出反対ネットワーク
他の金融機関からの送金先 ゆうちょ銀行 019店 当座 0486789

戸山灰個展「チェレンコフの光」 ("CHELENKOV RADIATION" KOYAMA Kai Art Exhibition 20-25 Dec 2016)


2016年12月20日〜25日 10:00〜18:30(最終日17時まで)

「アートガーデンかわさき」
地図入りPDFファイルのダウンロードはこちらから

ごあいさつ

* 「チェレンコフの光」は、水の中を高速荷電粒子が通過するときに、光が放出される現象のことだ。水で満たされた原子炉が臨界に達したとき、中心に置かれた燃料棒の近くが青白く光るという。その光のことを想像してみる。

* 世の中には、人や風景を描く、いわゆる具象画というものがあり、そうではないものは抽象画と呼ばれている。わたしはここしばらく、「そうではないもの」ばかりを描いている。愛らしさも、懐かしさも、エロティシズムもあまりない。

 そういった情緒とは関わりのうすい、図形や直線、それに面に画家としての衝動を預けていると、ふだん目にうつるものを描くのとは、また別の表現の回路がつながっていくのに気がつく。

放射線は目に見えない。けれどもこの光は、福島の事故以来、私たちの回りにあまねく存在し、私たちの体をいつも射抜いている。そのうちのいくつかは、青白いチェレンコフの光を発しているかもしれない。

 ただ確実に言えるのは、その放射線が細胞の核に衝突しては、DNAの配列を破壊していることだ。子どもたちの体には、ことに強く作用する。その見てはならない光のイメージが、この数年間、視界から消えてくれない。

* ところで、赤という色はよく目につく。大事なものは、赤で示される。テストの点数、標識、書類の中にある注意すべき項目。赤は血の色、命の色で、それゆえに心から真実を訴える声の色であり、怒りの色でもある。

 結婚の約束は赤く染まった糸として、人の小指から小指へとつながっているのだという。

 やがて赤は、国家との「絆」の色として再利用される。血液から生まれた赤子が、赤い召集令状によって集められ、赤い旗のもとで血を流して、消えていく。こうして赤のコレクションを作ってみた。

* 黄色い絵が描けた。連想したのが、イエローケーキだった。それはウランの鉱石を精錬したもので、成分はウラン238。

 明るい色彩の絵には希望がある。核兵器原子力。その絶望の源であるウランと、希望の象徴である「光」を、一枚の絵に共存させてみたい。

 子どもたちに原子力も核物質もない未来を手渡せたら、どんなにいいだろう。「イエロー・ケイクス」。ウランではなく、おいしいケーキとお茶を。

* 憂鬱な世の中だけれども、チェレンコフの光がエネルギーの通過した波紋であるように、ここにある作品が、私たち自身の生きた痕跡や、波紋になってくれればいいと思う。

 ずっと後になって、あんなものに恐れたり、怒っていた時代もあったねと、笑い合う明るい午後のために。

フラッシュのインストール

firefoxでフラッシュのプラグインをインストールするときは、まずここに行き、

https://get.adobe.com/flashplayer/

「Your system:」
以下の選択肢の中から、「apt for ubuntu」を選び、一番右側にある「Download now」をクリック。すると新しいウィンドウが開き、こう聞いてくる。

この「apt url」を選んだまま、OKを押す。

パスワードを入力する。これ以外のダイアログが出てきたら、「ok,ok」。

「ソフトウェアの更新」を実行。

firefoxを再起動。

 私が何かをすることに意味なんかあるのか? と、よく考える。それは個展を開いて、人々に作品を示した時に見つかり、あるいは何かの行動をしてみる時ーー例えば誰かに異議申し立てをしたり、プラカードを掲げた時に見つかり、炭酸水に浮かぶ泡のように消えていく。
 行動によって、意味がみつかる。

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 嫌なことというのは、だいたい言葉の領域で起こる。悪いことを言われたり、ときには自分が口にしてしまったり。
 暴力というものもある。認めたくはないが、それも言葉の一種だ。今も、それが恐ろしくて一歩が踏み出せない自分がいる。

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 「そうだから絵を描くんだ」と、見知った子どもに言ってみる。絵は何かからの逃避なのかもしれないし、あるいは、救いであってほしい。

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 見えない大きな波が、私たちを押し流してしまいそうだ。

 ひとかたまりになってそれを凌ごうとする人々もいるけれど、あまりにも波は高い。

 その波が、もしも幻影だとしても、私たちが翻弄されていることは事実だ。

 もし自分を売らなければならない時があれば、できるだけ高い代償を払わせるべきだ。

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 人が人を所有することはできない。

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 苦しみに見合う何かは、現代美術の中にはほとんどない。人々が離れていくのにも道理がある。そのように認識する美術家にとって、過去はほとんど負債のようでもある。

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 余暇ではなく、人生。仕事ではなく、苦役。

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 生産をするには、天然資源を使わなければならない。生産に携わる圧倒的多数の人は、その日を生きていくのが精一杯であり、その上前をごく一部の者達がはねている。

 上前をはねる者達は、それをひたすらに蓄えたり、あるいはモノやサービスに換える。蓄えられた財物は、天然資源を蒸留して得た水やアルコールのようなものだ。それらは紙幣、土地、信用枠のかたちをとる。

 一度使った天然資源は戻ってくることはない。紙切れか、さもないと単なる数字に変わって、誰かのところに隠匿されている。そして最後の時ーー資源を使い切る時が近づく。

 これが私有財産制というおとぎ話だ。