2005-06-03から1日間の記事一覧

クラーエフ裁判の状況 <その1>

クラーエフ問題をどう考えたらよいか、まだわからない。ベスラン事件でたった一人生き残ったテロリスト、という位置づけがまずあやしい。率直なところ、ロシア側が送り込んだチェチェン人エージェントなのではないかと思っている。しかし裁判では罪状を認め…

RFE/RL:ポーランドのジャーナリストが拘束される

6月1日ごろ、チェチェンの隣国イングーシ共和国でポーランド人ジャーナリスト3人が拘束され、14時間後に釈放された。しかし所持していた18本のビデオカセットは没収されたままだ。3人は有効なビザと、ロシア外務省発行のアクレジテーションを持って…

チェチェンのムフティ

6月2日のRFE/RLによると、5月31日、カディロフ後の宗教指導者(ムフティ)、アフメドハッジ・シャマーエフのさらに後任のムフティが立候補した。スルタン・ミルザーエフ41歳。シャマーエフの副ムフティだった。シャマーエフは先週辞任の意向を固めた…

ラムザンとガンタミロフが対立

私兵集団「カディロフツィ」の頭目の親ロシア派、ラムザン・カディロフ第一副首相と、横領で逮捕されて第二次チェチェン戦争のときに親ロシア派部隊を率いて侵略の先鋒となった元グロズヌイ市長ベスラン・ガンタミロフ*1が対立している。ようするにどっちも…

[ベスラン子を失った母がクラーエフの赦免署名集め

クラーエフを赦免するための署名集めを開始した母親がいる。lenta.ru などによれば、ベスラン事件で子を失ったスザンナ・ドビィエーワさんは、クラーエフが真実を話すことを条件に、赦免のための署名をあつめようとしている。http://lenta.ru/news/2005/06/0…

MN:クラーエフ裁判

クラーエフは6月2日の公判で、事件以前に存在したいくつかの攻撃計画について語った。これによると、クラーエフたちのリーダーである<大佐>は、チェチェンの首都グロズヌイ、ウラジカフカス、ナズランなど北コーカサスの都市の警察・治安省庁建屋に対す…