2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

え?

チェチェン親ロシア派政権首相のラムザン・カディーロフが、公的な場に飾られている自分の写真をすべて撤去させ始めたそうです。9月29日付のラジオ・リバティの記事によると、各地の住民はそれに激怒してラムザンの写真を守る抗議運動をしているのだとか。グ…

チェチェンニュースの新顔

チェチェンニュースの発行が滞りがちになってきたので、仲間に加わってもらって、打開することにしました。17号から記事を書いている邦枝律さんは、もう4年くらい前からの仲間です。あらためてよろしくおねがいします。

沖縄:日本の中のチェチェン

日本でチェチェン問題を広めることが難しい理由の一つは、チェチェンと私たち自身のつながりが見えにくいことだと思います。ごく最近まで自衛隊を派遣し、現在も武装米兵や米軍需物資の輸送を続けているイラクとは異なり、日本はロシア軍によるチェチェン侵…

忘却の9.11

9.11から5年、あるいは33年が経った。2001年9月11日のニューヨーク――ハイジャックされた旅客機が米国の中枢を攻撃し、2973名が死亡した。米国は、報復措置としてアフガニスタンとイラクに戦争を仕掛け、2006年9月3日現在までに9.11の死者数を超える2974人以…

メモ:9.11から5年

「世界を変えた」9.11から昨日で5年になる。事件の後、ロシアのプーチン大統領は、即座に米国の「テロとの戦い」への支持を打ち出した。「テロとの戦い」は、それを推進する主体が「テロ」の温床となる構造的な不平等を際限なく拡大させる、終わりの見えない…

訂正とお詫び:チェチェンのアブグレイブ

9月8日のバイナフ自由通信とチェチェンニュース Vol.06 No.17でご紹介したチェチェン親ロシア派政権宛てのメールアドレスが届かなかったというご指摘をnyさんよりいただきました。申し訳ありません。別のアドレスを見つけてきましたので、よろしければ pspra…

読者からのお便り

9月8日のバイナフ自由通信とチェチェンニュース Vol.06 No.17では、治安部隊がチェチェン市民を拷問してその様子を携帯電話で撮影している問題について取り上げました。この件について、実際にビデオをご覧になった読者の方からお便りをいただいたので紹介し…

「イムラン基金」活動報告

2000年にチェチェン戦争で被弾したチェチェン難民の少年イムランの頭蓋骨修復手術を日本で行うため、2006年4月15日より「イムラン基金」として本格的に活動を展開してきました。そして去る7月28日に念願の来日手術成功にまでたどり着くことができました。皆…

チェチェンのアブグレイブ

気分のよくないニュースをひとつ。チェチェン親ロシア派政権首相ラムザン・カディーロフ配下の治安部隊の間で、拘束したチェチェン市民を拷問・虐待して、その様子を携帯電話で撮影する変態趣味が流行っているそうです。9月6日付のラジオ・リバティの記事に…

「チェチェンとイラクとパレスチナをつなぐもの」

チェチェンとイラクとパレスチナの共通点――その一つはこれらの国または地域が「対テロ戦争」という名の圧倒的非対称の暴力によって支配されていることだと思います。1994年から続く戦争によって、チェチェンでは約100万人といわれた人口のうち20万〜25万人が…

ベスラン学校占拠事件:誰が嘘をついているのか?

2004年9月1日にロシアの北オセチアで発生し、治安部隊の強行突入によって330名以上(うち半数は子ども)が死亡する大惨事となったベスラン学校占拠事件から2年。ロシアの上下院議員によって設置されたベスラン独立調査委員会は、今年の2周年追悼式典を前に、…