報道の自由

イフ・カンプーー奴らの帝国

このテキストは子どもたちには見せないでほしい。これは、ノーヴァヤ・ガゼータの記者、スターシア・バブーロワと弁護士スタニスラフ・マルケーロフの殺害に対する、ファシストたちの反応だ。 ロシアにはファシズムが存在している。 これはもう地下活動など…

ナースチャ・バブーロワのこと

(ノーヴァヤ・ガゼータ1/23) 1月19日、モスクワ市立第一病院。外科救命第24部。夜7時。二人の捜査官が入り口で見張っていて、頑としてだれも通そうとしない。そのうちの一人がうっかり漏らしたところによると、見張りがつくようになったのは、今日にな…

アナスターシア・バブーロワによる、スタニスラフ・マルケーロフへのインタビュー

「人間は国家に対して守られるべきだ」 このインタビューは、バブーロワがスタニスラフ・マルケーロフから1月5日にとったもの。そのテーマは下院のスキャンダラスな決定にあった。スパイ事件、テロ事件、大衆騒乱を起こすなどという、陪審裁判になるべき事…

「私たちは怖れていない」 ノーヴァヤ・ガゼータ紙のコラムより

殺人犯は、ノーヴァヤ・ガゼータのジャーナリスト、アナスターシア・バブーロワと、弁護士のスタニスラフ・マルケーロフの頭を後ろから撃った。彼が何かを怖れる理由はない。政治的な暗殺事件が裁判にかけられたことなどないからだ。 スタニスラフ・マルケー…

モスクワ発:マルケーロフ弁護士とバブローワのための追悼行動

(ノーヴァヤ・ガゼータ1/21)モスクワで300人の反ファシズム運動の活動家と反体制派の若者たちが、マルケーロフ弁護士とアナスターシア・バブローワを追悼するデモをおこなった。 最初、このデモは劇場広場で計画されたが、夜7時半の集合時間には、機動隊…

人権派弁護士と若いジャーナリストがモスクワで暗殺された!

1月19日の午後2時、チェチェン紛争の被害者救済にあたってきたスタニスラフ・マルケロフ弁護士が、モスクワの路上で銃殺された。同行していた若いジャーナリストのアナスタシア・バブローワさんも重傷を負い、翌日、病院で手術中に死んだ。 この事件の意味を…

チェチェン問題の弁護士がモスクワで射殺された

1月19日AP チェチェン人女性を絞殺したロシア軍大佐の釈放に反対していたスタニスラフ・マルケロフ弁護士が、モスクワでの記者会見の帰り道に何者かに銃殺された。また、同行していた記者アナスタシア・バブローワも銃撃により負傷した。マルケロフ弁護士は…

“ロシアでジャーナリストになることは自殺である”

「ロシアは記者になるのが世界でもっとも危険な地域のひとつです。アンナ・ポリトコフスカヤ殺害の裁判が続いているなか、リューク・ハーディングがひとりのエディターの命をかけた戦いをリポートしました。」今回はこのガーディアンの記事を和訳します。ロ…

モスクワでの「リトビネンコ事件」上映

モスクワのアンドレイ・サハロフ記念社会センター・博物館のウェブ告知によると、NGO組織「反戦委員会」の主宰により博物館ホールを会場に、2008年11月20日(木曜日)午後18:00より アンドレイネクラーソフ監督・オリガ・コンスコイ製作のドキュメンタリー映…

アンナ殺害実行犯の裁判は非公開に

11月19日、モスクワ軍管区裁判所でアンナ殺害事件の審理がはじまったが エヴゲーニー・ズボフ裁判長は、証人尋問を非公開とするとした。陪審員が報道関係者がいる法廷に出ることを拒否したためと説明している。 アンナの遺族の側の弁護士、カリーナ・マスカ…

人権派弁護士、毒殺未遂か=記者殺害事件で代理人−ロシア

またか? 【モスクワ14日時事】ロシアのプーチン政権を批判していた著名女性記者、アンナ・ポリトコフスカヤさんが2006年10月に殺害された事件で、公判開始前の予備審問に出廷する予定だった人権派の女性弁護士が14日、滞在先のフランスで毒殺未遂に遭ったと…

アンナ殺害・開廷日は10/15に決定

元の記事:http://news.sky.com/skynews/Home/World-News/Russia-Accused-In-Anna-Politkovskaya-Case-To-Go-On-Trial-Over-Journalists-Murder/Article/200810115115257?lpos=World_News_Second_World_News_Article_Teaser_Region_1&lid=ARTICLE_15115257_R…

開催が危ぶまれるペテルブルグのアンナ追悼集会

(ノーヴァヤ・ガゼータ10/6 ニコライ・ドンスコフ) ペテルブルグで10月7日19時より、アンナの死を悼む集会が計画されている。場所は、ペテルブルグではアンナの追悼と言えばここでいつも集会を開いてきた、政治弾圧の犠牲者の記念碑、ソロヴェツキー島の石が…

ロシアの良心

(東京新聞10月3日夕刊「放射線」欄より) 10月7日は、私が世界で最も尊敬するロシア人ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤの命日である。2006年のこの日、プーチン政権の闇を暴き続けてきたポリトコフスカヤは、自宅前で何者かに銃で暗殺された。 4年…

「ポリトコフスカヤ殺害犯はヨーロッパにいる」ロシア政府が主張

(7/1 BBC) ロシアのジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤを殺害した人物はヨーロッパに逃亡したと、ロシア政府当局者が主張しはじめている。アンナ・ポリトコフスカヤは有名なロシア政府の批判者で、2006年10月7日にモスクワの自宅で殺害された。犯人は…

ポリトコフスカヤ事件捜査は終わっていない―NG紙副編集長語る

(6/18 ラジオ・リバティー)ロシア検察当局は、2006年に起こったジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤ暗殺事件についての捜査を終了すると発表した。当局側は、3人の容疑者を特定したとしている。ポリトコフスカヤは、2006年10月7日に、モスクワの自宅の…

「言論を支配せよ〜“プーチン帝国”とメディア〜 」をみて思うこと

(大富亮/チェチェンニュース) NHKスペシャルで放送された「言論を支配せよ〜“プーチン帝国”とメディア〜 」を見た。思い切ったタイトルに驚きながら。BSでは海外のドキュメンタリーも含めて、かなりはっきりとした主張のこめられた番組が放送されているのを…

「言論を支配せよ〜“プーチン帝国”とメディア〜 」についての感想集

何人かの方々が、番組についての感想をくださったので紹介します。 番組サイト: http://www.nhk.or.jp/special/onair/080512.html 告発調でなく、素材をつなげて見せたドキュメンタリー(T.Kさん) 忙しいときだったので録画してみました。 いつもロシア報道…

チェチェン人犯罪グループリーダー、誘拐される

4月15日のモスクワタイムスによると、この1月、モフラディ・アトラゲリエフ(54)というチェチェン人の犯罪グループのリーダーが、モスクワ中心部のレストランで誘拐された。アトラゲリエフは「ラザンスカヤ」と呼ばれるグループのリーダーで、アンナ・ポリト…

ロシアのネット監視の現状とこれから

New Times 08年3月17日 57号 中国に追いつけ追い越せ。クレムリンや内閣のメンバーが入れ替わることについて、いつもの通りの恐怖が改めて語られた。それはロシア政府がネットを管理しようとするだろうという懸念であり、これはすでに中国、キューバ…

アンナ・ポリトコフスカヤ暗殺の責任者

アンナ・ポリトコフスカヤは誰に殺されたのか。これはリトビネンコ問題にも通じることなのだけれど、私には何の捜査権もないので、事実にたどり着くのはとても困難だろう。とはいえ、ロシア政府にとって、二人の存在が邪魔だったのはまちがいない。特に、西…

スライド報告会『ビルマ・長井さんの死の目撃者』

http://www.daysjapan.net/news/news2008/news200802_04.html 昨年9月に、ビルマで長井健司さんが射殺された際に決定的な瞬間を写真に収めた、ロイターのカメラマン、アドリース・ラティーフさんが来日し、DAYS JAPAN主催の報告会で、その時の経緯を明らかに…

チェチェン:NGOを閉鎖せよ

原文: http://www.watchdog.cz/?show=000000-000008-000004-000100&lang=12008年2月7日 ウマルト・チャダーエフ (チェチェン) ロシア連邦登録局チェチェン支部は、非政府組織連合―チェチェンとイングーシの人権状況を社会に訴えている団体―を閉鎖しようとし…

ノーヴァヤ・ガゼータ、サンクトペテルブルグで配布停止に!

[もう一つのロシア 1/14] 原文:http://www.theotherrussia.org/2008/01/15/newsstands-to-stop-carrying-novaya-gazeta-in-st-petersburg/ 2008年1月から、ロシアで最も著名な独立系新聞「ノーヴァヤ・ガゼータ」のサンクトペテルブルグ支部では、レニング…

カスパロフが語る、「今年の人」プーチン

[もう一つのロシア 12/19] 原文: http://www.theotherrussia.org/2007/12/19/kasparov-on-the-time-person-of-the-year-award-for-vladimir-putin/ 米タイム誌は、2007年の「今年の人」にウラジーミル・プーチンを選出した。「もう一つのロシア」による反体…

プーチンは本当に「国民的指導者」なのか?

[もう一つのロシア 12/5] 原文: http://www.theotherrussia.org/2007/12/05/russians-skeptical-about-%e2%80%98national-leader%e2%80%99/ ウラジーミル・プーチンにロシアの「国民的指導者」としての地位を認めるロシア人は、たった17%にすぎない。独立…

萎縮するロシア・メディア

プーチン政権を厳しく批判してきたロシアの女性記者ポリトコフスカヤさんが射殺された事件から、七日で一年となる。ジャーナリズムへの深刻な危害に、国際社会のロシアに対する懸念は強まったものの、プーチン政権のメディア統制は事件後も緩む気配はない。…

アンナ・ポリトコフスカヤ追悼集会 集会アピール

市民約100名の参加の中、下記のアピールを発表しました。 Japanese people's Joint statement on Memorial gathering for Anna Politkovskaya 『アンナ・ポリトコフスカヤさん暗殺1周年を迎えて』 2007年9月22日 於 文京区民センター 約1年前となる2006年10…

カディーロフ、プーチンに面会した代償を払う

アンナ殺害犯として新たに逮捕されたチェチェン元地区長官について、4年前のGazeta.Ruから情報を拾ってみました。内容を一言で総括すると、この人物はラムザン・カディーロフのパパと非常に仲が悪かったようです。ロシア当局の捜査、胡散臭すぎでは…。 カデ…

都合のよすぎる逮捕劇

2007年9月2日 ヘラルド・トリビューン 原文 http://www.iht.com/articles/2007/09/02/opinion/edputin.php 確かに我々はこのニュースを歓迎しなくてはならないだろう。ロシア捜査当局が実際にアンナ・ポリトコフスカヤ記者の暗殺に関与した―さらに米国人記者…