MN:クラーエフ裁判
クラーエフは24歳
クラーエフ裁判は今のところ予審というか、プレ裁判の状況らしい。6月2日のイタル・タス通信によると、クラーエフは24歳で、チェチェンのノジ・ユルト近くのスタール・エンゲノイ村の出身者。今回の裁判ではロシア刑法に抵触する8個の罪で訴追されている。それには殺人、公務員に対する計画的殺人、テロリズム、誘拐などが含まれる。検察側はニコライ・シャペル副検事総長と3人の検察官をこの件に充てている。弁護人はアルベルト・プリエフ弁護士。検察側は105点の証拠物件を法廷に提出している。弁護側証人はいない。
http://www.itar-tass.com/eng/level2.html?NewsID=2097196&PageNum=0
SA:クラーエフ、ロシア側を非難
5月31日、法廷のクラーエフは「<大佐>は、ロシア側の交渉人がくれば、そのつど150人を釈放しようとしていた」と語り、ロシア側が意図的に交渉を避けていたという意味の発言をした。
MT:北オセチアのザソーホフ大統領、辞任か
MN:クラーエフ裁判
「やつらには血も涙もない。最後の弾が尽きるまでやるしかないな」と<ポルコーフニク(大佐)>は言った。クラーエフの証言によると、ゲリラたちは事件以前、子どもを人質にとるか、警察署を占拠するかで意見が分かれていた。「子どもと女たちを学校の建物に追い込む計画が出されたとき、何人かは大声で反対した。どうして学校なんだ、近くに警察署があるじゃないかと」ゲリラの中にいた2人の女性は、学校占拠と爆弾の設置という組織の方針に反対していたという。(モスクワニュース 2005.06.01)
MT:クラーエフ裁判
5月31日に、ベスラン学校占拠事件に一人だけ生き残ったとされるヌルパシ・クラーエフ容疑者に対する裁判が始まった。クラーエフは証言の中で、連邦軍が突入した際、校舎内からの挑発は何もなかったと語った。また、連邦軍の先鋒が体育館に突入したさい、ゲリラの一人が狙撃されて倒れた。さらに、建物に仕掛けた爆弾の起爆装置のスイッチを踏んでいた*12人のゲリラが撃たれ、爆発したのだという。この点について、連邦当局はこれまで「軍部隊は体育館内部で2度の爆発があったために突入した」としており、クラーエフの証言と食い違っている。(モスクワタイムス 2005/6/1)
http://www.themoscowtimes.com/stories/2005/06/01/011.html
*1:足をどけると爆発するようになっていた
BBC:ベスラン事件の容疑者、無罪を主張
5月19日のBBCによると、ベスラン学校占拠事件に参加したとして裁判にかけられているヌルパシ・クラーエフ容疑者(24)は、公判の場で、殺人、テロなど9つの罪状すべての容疑を否認した。検察側によればクラーエフはベスラン事件に参加したゲリラの唯一の生き残りだ。有罪の場合は終身刑となる見込み。裁判は北オセチアの首都ウラジカフカスで続けられている。
http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/1/hi/world/europe/4562923.stm