MN:クラーエフ裁判

クラーエフは6月2日の公判で、事件以前に存在したいくつかの攻撃計画について語った。これによると、クラーエフたちのリーダーである<大佐>は、チェチェンの首都グロズヌイ、ウラジカフカス、ナズランなど北コーカサスの都市の警察・治安省庁建屋に対する、自動車爆弾などを考えていたという。(モスクワニュース 2005.06.02)

http://mosnews.com/news/2005/06/02/beslanmore.shtml

クラーエフは24歳

クラーエフ裁判は今のところ予審というか、プレ裁判の状況らしい。6月2日のイタル・タス通信によると、クラーエフは24歳で、チェチェンのノジ・ユルト近くのスタール・エンゲノイ村の出身者。今回の裁判ではロシア刑法に抵触する8個の罪で訴追されている。それには殺人、公務員に対する計画的殺人、テロリズム、誘拐などが含まれる。検察側はニコライ・シャペル副検事総長と3人の検察官をこの件に充てている。弁護人はアルベルト・プリエフ弁護士。検察側は105点の証拠物件を法廷に提出している。弁護側証人はいない。

http://www.itar-tass.com/eng/level2.html?NewsID=2097196&PageNum=0

MT:北オセチアのザソーホフ大統領、辞任か

5月31日、北オセチアのザソーホフ大統領は、昨年のベスラン事件への対応についての国内の批判が高まったため、辞任する意向であることが明らかになった。ザソーホフとの会談後、共同記者会見に臨んだロシア南部連邦管区のコザク大統領代表が記者に語ったところでは、ザソーホフはプーチン大統領に書簡を出し、なるべく早い時期に辞任したいとの意向を伝えている。後任の大統領は、コザク代表からの推薦リストに基づき、プーチン大統領が指名する。(モスクワタイムス 2005/6/1)

http://www.themoscowtimes.com/stories/2005/06/01/011.html

MN:クラーエフ裁判

「やつらには血も涙もない。最後の弾が尽きるまでやるしかないな」と<ポルコーフニク(大佐)>は言った。クラーエフの証言によると、ゲリラたちは事件以前、子どもを人質にとるか、警察署を占拠するかで意見が分かれていた。「子どもと女たちを学校の建物に追い込む計画が出されたとき、何人かは大声で反対した。どうして学校なんだ、近くに警察署があるじゃないかと」ゲリラの中にいた2人の女性は、学校占拠と爆弾の設置という組織の方針に反対していたという。(モスクワニュース 2005.06.01)

http://mosnews.com/news/2005/06/01/beslantrial.shtml

MT:クラーエフ裁判

5月31日に、ベスラン学校占拠事件に一人だけ生き残ったとされるヌルパシ・クラーエフ容疑者に対する裁判が始まった。クラーエフは証言の中で、連邦軍が突入した際、校舎内からの挑発は何もなかったと語った。また、連邦軍の先鋒が体育館に突入したさい、ゲリラの一人が狙撃されて倒れた。さらに、建物に仕掛けた爆弾の起爆装置のスイッチを踏んでいた*12人のゲリラが撃たれ、爆発したのだという。この点について、連邦当局はこれまで「軍部隊は体育館内部で2度の爆発があったために突入した」としており、クラーエフの証言と食い違っている。(モスクワタイムス 2005/6/1)

http://www.themoscowtimes.com/stories/2005/06/01/011.html

*1:足をどけると爆発するようになっていた

BBC:ベスラン事件の容疑者、無罪を主張

5月19日のBBCによると、ベスラン学校占拠事件に参加したとして裁判にかけられているヌルパシ・クラーエフ容疑者(24)は、公判の場で、殺人、テロなど9つの罪状すべての容疑を否認した。検察側によればクラーエフはベスラン事件に参加したゲリラの唯一の生き残りだ。有罪の場合は終身刑となる見込み。裁判は北オセチアの首都ウラジカフカスで続けられている。

http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/1/hi/world/europe/4562923.stm