戸山 灰 個展「抵抗せよ― 旅人」


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会期 11月23日(金)〜11月27日(火)13時〜19時最終日18時まで
会期中無休・イベント以外の観覧は無料
作家在廊日 23日、25日、27日
会場:ブックギャラリーポポタム
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-15-17 電話03-5952-0114

戸山灰個展「小さな抵抗」

"SMALL RESISTANCE" KOYAMA Kai Art Exhibition 25 September - 1 October 2017 TOKI Art Space


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9月25日(月)〜10月1日(日) 11:30〜19:00(最終日17時まで)

(会期中無休・イベント以外の観覧は無料)

「トキ・アートスペース」東京都渋谷区神宮前3-42-5 サイオンビル1F
東京メトロ銀座線 外苑前駅 3番出口徒歩5分 MAP

ごあんない

作家とゲストのトークイベントを開催します。ご参加をお待ちしています。

「沖縄/辺野古・高江からの報告」
名護市在住の非暴力平和活動家・大畑豊さんのお話を聞く会

9月26日[火]19時〜21時 参加費500円(ドリンクつき)

 日本政府はアメリ海兵隊のために次々と新しい基地を建設しており、沖縄の人々はいつもその犠牲になっています。私たちは無関心でいていいのでしょうか。
 若い頃から非暴力の平和活動を実践している友人、大畑豊さんに話を聞きます。パレスチナなど、海外での活動経験も豊富。数年前から沖縄に居を移して、伊江島、高江、辺野古などで活動しています。
 また、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に抗議する「電気代一時不払いプロジェクト」の話もすこし。

映画「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」
上映&早川由美子監督と語る会

9月30日[土]16時 上映(97分)17時40分〜19時 監督と語る会
参加費500円(ドリンクつき)

 イギリスの国会議事堂「ビッグ・ベン」のすぐそばの広場でテント生活をしつつ、アメリカ・イギリス政府の「対テロ戦争」に反対するアピールをしていたブライアン・ホウに密着したドキュメンタリー映画を、展覧会場で上映します。
 世界中から彼のところを訪れる人々や、たくさんのバナー。そして路上での抗議を認めず追いだそうとするイギリス政府。まるで私たちの国の、例えば経産省前にあった反原発テントとそっくりな状況でした。ブライアンは2011年に亡くなりましたが、彼の生き方や言葉、周りの人々の姿は、これからの私たちの行動を考えるうえでヒントに満ちています。
 早川由美子監督をお招きして、映画について語り合いたいと思います。また、この日は特別に経産省前テントひろばの強制執行の様子を捉えた短編映像、『本当にあった怖い話〜強制執行ドキュメント〜』(2017年/12分)も上映します。

▼予告編

戸山灰個展「チェレンコフの光」 ("CHELENKOV RADIATION" KOYAMA Kai Art Exhibition 20-25 Dec 2016)


2016年12月20日〜25日 10:00〜18:30(最終日17時まで)

「アートガーデンかわさき」
地図入りPDFファイルのダウンロードはこちらから

ごあいさつ

* 「チェレンコフの光」は、水の中を高速荷電粒子が通過するときに、光が放出される現象のことだ。水で満たされた原子炉が臨界に達したとき、中心に置かれた燃料棒の近くが青白く光るという。その光のことを想像してみる。

* 世の中には、人や風景を描く、いわゆる具象画というものがあり、そうではないものは抽象画と呼ばれている。わたしはここしばらく、「そうではないもの」ばかりを描いている。愛らしさも、懐かしさも、エロティシズムもあまりない。

 そういった情緒とは関わりのうすい、図形や直線、それに面に画家としての衝動を預けていると、ふだん目にうつるものを描くのとは、また別の表現の回路がつながっていくのに気がつく。

放射線は目に見えない。けれどもこの光は、福島の事故以来、私たちの回りにあまねく存在し、私たちの体をいつも射抜いている。そのうちのいくつかは、青白いチェレンコフの光を発しているかもしれない。

 ただ確実に言えるのは、その放射線が細胞の核に衝突しては、DNAの配列を破壊していることだ。子どもたちの体には、ことに強く作用する。その見てはならない光のイメージが、この数年間、視界から消えてくれない。

* ところで、赤という色はよく目につく。大事なものは、赤で示される。テストの点数、標識、書類の中にある注意すべき項目。赤は血の色、命の色で、それゆえに心から真実を訴える声の色であり、怒りの色でもある。

 結婚の約束は赤く染まった糸として、人の小指から小指へとつながっているのだという。

 やがて赤は、国家との「絆」の色として再利用される。血液から生まれた赤子が、赤い召集令状によって集められ、赤い旗のもとで血を流して、消えていく。こうして赤のコレクションを作ってみた。

* 黄色い絵が描けた。連想したのが、イエローケーキだった。それはウランの鉱石を精錬したもので、成分はウラン238。

 明るい色彩の絵には希望がある。核兵器原子力。その絶望の源であるウランと、希望の象徴である「光」を、一枚の絵に共存させてみたい。

 子どもたちに原子力も核物質もない未来を手渡せたら、どんなにいいだろう。「イエロー・ケイクス」。ウランではなく、おいしいケーキとお茶を。

* 憂鬱な世の中だけれども、チェレンコフの光がエネルギーの通過した波紋であるように、ここにある作品が、私たち自身の生きた痕跡や、波紋になってくれればいいと思う。

 ずっと後になって、あんなものに恐れたり、怒っていた時代もあったねと、笑い合う明るい午後のために。

「異物―異議」大富亮 個人展覧会 (Object-Objection - OOTOMI Akira Art exhibition)

 新宿で展覧会を開きます。お近くの方はぜひ遊びに来てください。


5月2日(金)〜7日(水) 13:00〜20:00(最終日18時まで)

「free art space ポルトリブレ」東京都新宿区新宿2-12-9 広洋舎ビル3F
TEL 03-3341-2992
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/portolibre/
東京メトロ「新宿3丁目」駅C-8出口徒歩30秒

地図入りPDFファイルのダウンロードはこちらから

ごあいさつ

 あの原発事故から、丸々3年が過ぎてしまった。

 原子力を信奉する人々が、こんなにも強かで、常識が通用しないとは、思いもしなかった。
 けれど、私たち名もない一人ひとりの中にある力を、感じ続ける3年間でもあった。私たちは怒ったり、悲しんだり、疲れたりもする弱い人間だが、原発の再稼働を食い止めてきたのだから。

 この国の東や西で、いろいろなやり方で、みながたたかうのを――そう、たたかいと表現しよう。その片すみから見つめながら、表現を業とする私のようなものはどうすればいいか、ということを考えてきた。
 考えつつ、描いてきた絵――木炭や水彩といった、素朴な道具で描いた絵を、皆さまにお見せしたいと思います。

 この世にないものを描けば、それは「異物」。
 少数派が、巨大な「国」の力に逆らうとき、それは「異議」の申し立てから始まる。
 このたび、3年間に起きた出来事をまとめた小さな本、『異物―異議』を作りました。展覧会の場でお分けします。

 お伝えしたいことがたくさんあります。ぜひ、お立ち寄りください。


◎作家とゲストのトークイベントを開催します。ご参加をお待ちしています。

5月3日(土)17時〜20時「在日クルド人難民Mさんのこと」(カンパ制)
ゲスト:Мさん(クルド人難民)

5月6日(火)17時〜20時「電気代不払いで、原発再稼働に抗議しよう!」(無料)
ゲスト:大畑豊さん(電気代一時不払いプロジェクト)

大富 亮 2014年4月29日

原発に「NO」と言う 2 in あざみ野 大富亮絵画展 (Say "NO" to Nukes - OOTOMI Akira Art exhibition)

 横浜のあざみ野で展覧会を開催します。お近くの方はぜひ遊びに来てください。


PDFファイルのダウンロードはこちらから
3月6日(水)〜17日(日) 11:00〜18:00(最終日17時まで)

ただし11日(月)、12日(火)は休廊

作家在廊の日:3/7(木)、3/9(土)、3/14(木)、3/16(土)、3/17(日) おおむね、13時〜17時の間におります。

朝日新聞で紹介されました:

会場の様子(すごいお洒落なかんじ・・・):

「スペースナナ」

電話:045-482-6717 横浜市青葉区あざみ野1-21-11 入場無料

地図 http://spacenana.com/access.html

ごあいさつ

 あなたは、誰ですか? どこで暮らしていますか?

 あの原発事故以来、誰もが放射能の多く含まれた空気を吸い、水を飲んでいます。ちょうど2年前から今日まで続く、放射能の中の非日常。

 その日々の中で描いた絵を中心に展示します。どうぞごゆっくり、ごらんください。

 いままで多くの人が、デモや、署名をして、「脱原発」の意志を表明してきました。しかし、電力会社はすべての原発の再稼働を狙っています。

 私たちは、ほんとうに原発をなくすことができないのでしょうか? 私は、ひとりひとりの人が、電気代の支払いをかけて抗議することを呼びかけます。

 ところで、日常の中に不安を隠している私たちのはるかかなた、原発事故の現場では、何が起こっているのでしょうか。

 東電・福島第一原発放射能に被曝しながら、事故収束作業にたずさわってきた、ごぼうさんをお招きして、話を聞きたいと思います。ごぼうさんは、東電の孫請け会社に雇われて現場で働いていましたが、待遇は低く、その上上位の下請け会社に直接指示をされるという、いわゆる偽装請負の状態でした。

 福島から離れて暮らす私たちと、事故現場で働く人々をつなぐものは何かを、一緒に考えてみませんか。

大富 亮
2013年2月28日

◎作家とゲストによるトークイベントを開催します。ぜひご参加下さい。
3月9日(土)14時〜15時30分「原発事故現場と私たちをつなぐもの──元被曝作業員ごぼうさんをお招きして」(参加費500円)
3月16日(土)15時〜16時30分「誰でもできる! 電気代一時不払いで、原発に抗議しよう」(無料)

原発に「NO」と言う 2 大富亮絵画展 (Say "NO" to Nukes - OOTOMI Akira Art exhibition)

川崎で展覧会を開催します。お近くの方はぜひ遊びに来てください。


PDFファイルのダウンロードはこちらから

10月9日(火)〜14日(日) 10:00〜18:30(初日14時より、最終日17時まで)

川崎駅前タワー・リバーク3F 「アートガーデンかわさき」 第2展示室

電話:044-200-1415 川崎市川崎区駅前本町12-1 入場無料

地図は上のPDFファイルにあります。

ごあいさつ

 私の絵はだいたい、平和な気持ちの時に生まれる。世の中が平和なときはめったにないが、それなら家の中にだけでも平和を作り出し、その時に描く。もめごとを整理し、部屋を掃除し、机に光が差すようにし……ようやく絵が始まる。どんな小さくて短い平和でもいい。

 けれども、自分一人だけの平和というのも、嘘の匂いがする。家族だけで作ったちっぽけな平和の舟は、どれだけ外の世界の荒波に対して脆弱なことだろう。

 私たち家族の住む町にも、風が吹けば埃とともに放射能が舞い上がり、瓦礫を焼却するすぐ近くの工場から、汚染された煙が拡がっていることを、片とき忘れて、私は筆をとっている。

 遠い国に、大国による侵略がある。地域紛争によって失われていく命がある。尖閣諸島を材料に、戦争をたきつけようとしている政治家が日本にもいる。そしていま、原発周辺から避難している16万人の人々がいる。みな、嘘の平和の中にいる。

 私の絵は芸術などではなく、ある種の願望を素朴に描いているだけなのかもしれない。嘘ではなく、平和に生きたい、ということを。


 こうして絵を描きつつ、同時に追求してきた二つの課題──を、皆さんのお目にかけたいと思う。

 ひとつは、クルド難民Mさんのことだ。遠いトルコのクルディスタンクルドの国、地域)でトルコ政府に迫害され、日本に逃れたところ、ここでも様々な迫害にさらされた。今、Mさんは日本からの出国もできず、原発事故の放射能から避難していった家族と、離ればなれになってしまった。幼い子どもたちとMさんが一目でも会える見込みは、まだない。

 少しでも、彼の苦しみに共感してくれる人と出会いたい。

 もうひとつは、原発に抗議するための、電気代の不払い運動のこと。来年4月、東京電力柏崎刈羽原発を再稼働しようとしている。彼らは本気だ。私たちが素直に電気代を払っている限り、どれだけデモを繰り広げても、原発は再稼働されてしまうだろう。ひとりひとりが、直接に電力会社に対して意思表示をするときが来ていると思う。それが、「払わない」ということだ。

 会場では、この二つのテーマの「お話し会」を開きます。ぜひ、足をお運びください。ざっくばらんな雰囲気の中で、理解を深めていただければ幸いです。

日時
●10月13日(土)午後2時〜「日本における難民問題──クルド人難民Mさんをお招きして」
●10月13日(土)午後4時〜「誰でもできる!電気代不払いで、原発再稼働に抗議しよう!」(ともに参加費無料)

大富 亮 2012年10月9日

原発ダイアリー 大富亮絵画展 (A Nuclear Diary - OOTOMI Akira Art exhibition)

京都で展覧会を開催します。お近くの方はぜひ遊びに来てください。カフェです。


PDFファイルのダウンロードはこちらから: 2012_jun_ootomi_dm.pdf 直

6月5日(火)〜10日(日) 12:00〜19:00
(最終日17時まで)

「カフェ・ギャラリー ヒルゲート」2階  入場無料
京都市中京区寺町三条上る天性寺前町 TEL 075-252-1161

http://www.hillgate.jp

地図は上のPDFファイルにあります。

ごあいさつ

この展覧会について

2011年3月11日の東日本大震災東京電力福島第一原子力発電所事故は、多くの人の人生を変えてしまった。地震津波によって直接亡くなられた方々だけでなく、原発事故によって、今も10万人にのぼる人々が避難生活を続けている。そして、公式発表でも70万京ベクレルもの放射能が大気に放出され、今も止まっていない。

 私の家は神奈川県にある。ここでは、福島県よりは低いものの、やはり事故前の2、3倍の放射線量が観測され続けている。この1年3カ月、チェルノブイリ並の事故が進行する中で、私はかなり動揺している。しかし社会全体には「日常」を続行しようとする力もあり、それには違和感も感じずにはいられない。
 日常とは、今までと同じように生きようとすること。しかし、山や野原、川に、そして街のアスファルトの上にまでまき散らされた有害な放射性物質と「今までと同じ生き方」は、根本的に相容れないものがある。

 ところで、私たちの住む日本にも、大勢の難民がいる。この人々は、ビルマや、トルコ、ロシアなどで迫害され、命からがら日本に逃れ、政府に庇護を求めている。しかし日本の政府が昨年中に認定した難民は、2999人中、わずか21人。1%にも足りない。
 私が関わっている難民の一家は、震災の直後、早い時点で放射能の危険に気づき、お母さんと子どもたちは国に帰り、迫害される可能性の高いお父さんだけが、日本に残った。つまり一家離散だ。
 私にしても、この原発事故が起こるまで、難民問題は、ある種他人事というか、遠いものだった。しかし、もし日本から数百万人、数千万人の難民が流出することになったとき、どの国が受け入れてくれるだろうか? これだけ排外的に振る舞ってきた日本人を……。そう考えたとき、背筋が寒くなった。

 ここで皆様にお目にかける作品の多くは、私たちの生活が、目では見えない次元で、根本的に変えられてしまった後に、そのことを強く意識して描かれた。おそらく、ここに来てくださった方々も、どこか感じ方や考え方が変わり、そのために落ち着かない思いをされているのではないだろうか。
 芸術というものは、その感覚をこそ大事にし、伝えあうものだと思う。それは社会と結びついている。社会をよりよい方向に動かすために、何らかのインパクトを作り出そうとするさまざまな活動は、実は芸術とよく似ているか、もしかすると同じものかも知れない。

 この展覧会では、離散してしまった難民のMさん一家のこと、そして「日常」の無理な続行の最たるものである原発再稼働を食い止めるための活動「電気料金の不払い」も、同時にご紹介します。作品とともに、ご関心を持っていただければ、幸いです。

大富 亮 2012年6月5日