神経ガスか? チェチェンの子どもたちの病気広がる

ootomi2005-12-22


チェチェンでは神経症の発作で入院する子どもたちが急増している。今日の報道では、すでに70人が入院している。現地のロシア非常事態省の職員、セルゲイ・コゼミャカは、行政当局の通達が出されるまでの間、被害の出ている地域の学校は閉鎖されるという。

モスクワからも医療関係者が派遣され、罹患している子どもたちの血液を採取して原因を究明しようとしている。AP通信によると、今のところ神経ガスの作用である可能性が高いという。

頭痛や呼吸困難を訴える患者の中には教師や学校の職員も含まれている。現在入院中の70人うち、53人が子どもだ。チェチェン親ロシア政府保健省のアヒヤドフ医師によると、患者の人数はさらに増える見通し。同政府のクズネツォフ検事総長は、「テロと考えるのは尚早だが、あらゆる可能性を考慮している」という。

何かとても心配になる。[MI]

Chechen Schools Close, 70 Ill
The Associated Press, Dec.21, 2005
チェチェンで奇病、少女ら78人入院=ロシア[時事]