欧州議員、「メモリアル」をノーベル平和賞に推薦

 欧州議会の一部の議員たちは、人権団体「メモリアル」を、ノーベル平和賞に推薦しようとしている。メモリアルの活動が、北コーカサスの人権侵害の問題を活発に伝えてきたことによるものだ。

 「メモリアルは、政治的な目的ではなく真実を追究してきた。ここでいう真実とは、民主的な政策決定の前提となるものだ」として、メモリアルが続けてきた歴史的真実の確立への努力をを評価するのは、ブロニスラワ・ヘレメク議員(ポーランド)だ。

 推薦者には、他にポーランドのジョセフ・ピニオール議員(社民)、ドイツのミラン・ホラセク議員(緑の党)などがいる。「メモリアルはいいチャンスを手にしていると思いますね。少なくとも国際社会でのロシアの力は強まるでしょうし。ロシアは世界情勢の中で、これまで以上に大きな役割を果たすでしょうが、だからこそ、今回のような動きが重要なんです」と、ピニオール議員は語る。
 推薦人となった12人の議員は、すべての重要会派に所属する、多国籍の議員達だ。(Daniel Kon-Bendit and Elmar Brok from Germany, Hans Svoboda from Austria, Christopher Bezly from Great Britain and Vitautas Landsbergis from Lithuania. Apart from Pinior, polish signatories of the nomination letter were Bronislaw Heremek and Yanush Onyshkevic)

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