開催が危ぶまれるペテルブルグのアンナ追悼集会
(ノーヴァヤ・ガゼータ10/6 ニコライ・ドンスコフ)
ペテルブルグで10月7日19時より、アンナの死を悼む集会が計画されている。場所は、ペテルブルグではアンナの追悼と言えばここでいつも集会を開いてきた、政治弾圧の犠牲者の記念碑、ソロヴェツキー島の石があるトロイツキー広場だ。
しかし今回は、この集会がひらけるかどうか。ペテルブルグ市当局はこの行動の許可手続きを拒否している。ちょうどその時間19時から21時にかけて、広場の修復工事のたぐいの作業が行われるとのこと。その時間をずらせることはできないとしている。
トロイツキー広場でなく、ペトロパヴロフスク要塞のすぐ近くで市の中心からもちかい場所があるが、スモーリヌイの治安委員会はこの集会をまちはずれのメタリスト通りにある10月革命50周年公園で行うよう提案。しかし、主宰者側は従来の場所で集まるつもりだ。
「市当局があからさまなシニシズムをみせつけようとも、われわれはこの日、その時間にアンナ・ポリトコフスカヤを追悼するためソロヴェツキーの石のところに行く」と「ヤブロコ」ペテルブルグ支部のマクシム・レズニク氏。これはわれらの権利であるだけでなく、アンナに対する義務でもある。それはどんな委員会との合意も必要とするものではない。追悼の時間にふさわしく粛々と平穏に行われる。