SA:クラーエフ、無罪を主張

5月19日、ベスラン事件でたった一人生き残ったとされるヌルパシ・クラーエフに対する裁判が行われ、クラーエフ容疑者はかけられた嫌疑のすべてに無罪を主張した。かけられた容疑はテロリズムと殺人など。クラーエフは事件直後にロシアの兵士に後ろ手に縛られた姿でテレビに登場し、事件に参加したと語ったが、自身は誰も殺していないと主張している。

http://www.news24.com/News24/World/News/0,,2-10-1462_1707862,00.html

RFE/RL NEWSLINE Vol. 9, No. 93, Part I, 17 May 2005

北オセチア学校占拠事件犯人の裁判開始

5月17日、北オセチア共和国の首都ウラジカフカスで、チェチェン民兵ヌルパシャ・クラーエフに対する裁判が開始されたと、各紙が報じた。ロシア当局によるとクラーエフは、2004年9月の学校占拠事件のさいの33人の犯人グループのうち、ロシア治安部隊の突入を受けた後の唯一の生き残り。クラーエフは、殺人、テロ、人質など8つの犯罪を行ったとして裁判を受けている。これらはチェチェン大統領で抵抗勢力のリーダーだったマスハドフの指示によるものとされているが、マスハドフはこれを否定しているだけでなく、人質の子どもたちを解放するために、交渉に参加しようとしていた。(詳しくは "RFE/RL Newsline," 2 and 3 September 2004)