2005-01-01から1年間の記事一覧

明日への旅立ち 〜モスクワ編〜

子ども奇病問題、ロイターのまとめが充実。

いまのところこの記事がわかりやすいかと思います。翻訳する時間なくて全文コピペです。[MI]Chemical blamed for mystery Chechen disease 23 Dec 2005 11:45:15 GMT Source: Reuters http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/L23786072.htmGROZNY, Russia…

神経ガスか? チェチェンの子どもたちの病気広がる

チェチェンでは神経症の発作で入院する子どもたちが急増している。今日の報道では、すでに70人が入院している。現地のロシア非常事態省の職員、セルゲイ・コゼミャカは、行政当局の通達が出されるまでの間、被害の出ている地域の学校は閉鎖されるという。…

ロシア政府、チェコNGOの登録を拒否

ロシアのラブロフ外相は、チェチェンで活動しているチェコの難民支援団体 People in Need の登録更新を拒否すると言い出した。それによると、昨年、「グロズヌイの同団体の事務所に多数の武器と当局の指名手配人物がいた」のだという。チェコの外務大臣シリ…

謎の病気が広がる

チェチェン親ロシア政権が20日に発表したところでは、ここ数日の間に、多数の少女たちに毒物の中毒症状が出て、病院に担ぎ込まれていてその人数は39人にのぼっている。患者のほとんどは東部のスタログラドフスカヤ村から出ている。同政権の保健副大臣で…

アルカイダの「最高幹部たちを逮捕・殺害」?

ロシア対外情報局のセルゲイ・レベジェフと言う人が、「アルカイダの最高幹部たちを始末した」と言っている。たぶんチェチェンでということだと思う。記事で名前が挙がっている「幹部たち」の名前は Abu Zubaid, Abu Laith, Khalid Sheikh Mohammed, Abu Far…

「ロシア軍撤退を」アルハノフ、プーチンに言う

Pro-Moscow Chechen Leader Calls for Troop Withdrawal http://www.mosnews.com/news/2005/12/19/alkhanov.shtml「もうロシア軍を一部撤退しても大丈夫ですよ」と、アルハノフは言うが? モスクワニュースより。[MI]

アリハジエフ議長拉致問題、ヨーロッパ人権裁判所へ

ロシアの人権団体メモリアルによれば、1997年に民主的に選挙され、99年のロシア軍の侵攻以来行方不明になっているチェチェン議会のルスラン・アリハジエフ議長の母、ズーラ・アリハジエヴァが、ヨーロッパ人権裁判所に対して告訴した。アリハジエフは…

ドイツはチェチェン侵略の共犯?

シュレーダー時代のドイツは、ロシアのチェチェン侵攻に対して何も意見をせず、(人権侵害への懸念ぐらいはたまに口にしていたかもしれないが)ひたすら傍観を決め込んでいた。それがどうしてなのかは、次の記事を読めば一目瞭然に近い。露との合弁企業トッ…

ビンディグ(欧州評議会議員)のチェチェン問題追及

欧州評議会議員総会(PACE)のドイツ選出議員ルドルフ・ビンディグは、最近13日の法務人権委員会でチェチェンについての報告し、「あいかわらず人権侵害が続いている」と指摘した。ロシア側はこの報告にいたく立腹の様子(訳す予定なし)。ところで、チェチェ…

グローズヌイの飲料水をめぐる深刻な問題について

http://www.watchdog.cz/?show=000000-000002-000002-000049&lang=1 2005年12月12日、プラハ・ウォッチドッグ/ウマルト・チャダーエフ (チェチェンの)首都に流れ込んでいる水は使用に適さないだけではなく、実際に健康に悪影響を及ぼすことが、チェチェン…

コーカサス紛争の被害者への補償

ラジオ・リバティ http://rferl.org/featuresarticle/2005/12/2C71AC40-8551-427E-9A40-7CF6D91F13CF.html 2005年12月13日 本日、EUは800万ユーロ(11億3600万円)をグルジアとロシアのチェチェン共和国で続いている紛争の被害者に対する支援に当てることを…

予想通りの選挙結果

http://www.watchdog.cz/?show=000000-000004-000001-000180&lang=1 2005年11月30日、プラハ・ウォッチドッグ/ウマルト・チャダーエフ 親モスクワ政権によって組織されたチェチェン議会選挙は事もなく終了した。結果はほぼすべての人が予測していた通りであ…

から騒ぎ−またもや意味のない選挙−

http://www.watchdog.cz/?show=000000-000004-000001-000179&lang=1 2005年11月28日、プラハ・ウォッチドッグ/Petr Janouch ヨーロッパでは、新聞の第一面と主要テレビのゴールデンタイムに、チェチェンが再び躍り出た。長期に及ぶ紛争がヨーロッパのジャー…

選挙のあとに−チェチェンで噴火する暴力−

http://www.watchdog.cz/?show=000000-000008-000001-000411&lang=1 2005年12月2日、プラハ・ウォッチドッグ/レーチャ・サダーエフ モスクワの舞台上で行われた議会選挙の後、政治家たちの予測を裏切って、チェチェンの状況は悪化してきている。チェチェン…

チェチェンでは5人に1人の新生児が深刻な健康上の問題を抱えている

http://www.watchdog.cz/?show=000000-000002-000001-000169&lang=1 2005年11月14日 プラハ・ウォッチドッグ/レーチャ・サダーエフ (チェチェンでは)近い将来に人口動勢上の危機が訪れるわけではないにせよ、極めて高い割合の新生児が疾患を抱えているこ…

クレムリンの舞台の上で行われるチェチェン議会選挙

http://www.watchdog.cz/?show=000000-000004-000001-000177&lang=1 2005年11月27日、プラハ・ウォッチドッグ/トーマス・ヴルソーフスキー 本日、ほぼ9年ぶりに実施された地方議会選挙で、チェチェン人による投票が行われた。しかし、クレムリンの舞台の上…

投票準備の終り

http://www.watchdog.cz/?show=000000-000004-000001-000176&lang=1 November 18th 2005 ? Prague Watchdog / Lecha Sadayev議会選挙の準備はほぼ終わったと、チェチェン選挙管理委員会のイスマイル・バユハノフ委員長は記者会見の場で語った。バユハノフに…

ナリチク事件の容疑者に対する虐待疑惑−ヒューマン・ライツ・ウォッチによる報告−

http://www.rferl.org/featuresarticle/2005/11/AD5DC017-4CFC-4203-B7C0-B858D15293F3.html 2005年11月18日、ラジオ・リバティ 本日、米国に拠点を置くヒューマン・ライツ・ウォッチ(人権監視団体)は、カバルディノ・バルカリヤの首都ナリチクにおける先…

西へ逃れる人々 vol.2

日本史上初のチェチェン戦争反対デモ

今日は、原稿の締め切り前日だというのに、東京池袋で行なわれた「チェチェン戦争反対」デモに行って来た。 2005年11月20日午後1時30分より、東京池袋の中池袋公園で集会が始まった。チェチェンの戦争がはじまってから、この12月で11年を迎える。 100万人の…

ロシア:「チェチェンの平和を実現するための第一歩は、モスクワから歩み寄られなければならない」―2005年のラフト人権賞受賞者が語る―

ラジオ・リバティ http://www.rferl.org/featuresarticle/2005/11/8FEC0B0F-8FE3-40BB-AE7C-F5B0D2BCE331.html 本年度の栄光あるラフト人権賞*1は、11月6日、チェチェンの首都グローズヌイ出身の弁護士、リディヤ・ユスポーヴァに与えられることになった。ユ…

バビーツキ記者来日講演記録その3

(2005.10.27 報告会 終わりなきチェチェン戦争、強権化に向かうロシア社会 文京区民センター) チェチェンはどう語られているか? 皆さんこんにちは、まずはじめに、こうしてお集まりくださったことについて、感謝を申し上げたいと思います。チェチェンについ…

バビーツキ記者来日講演記録その2

(2005.10.26 講演 都内) 発表 バビーツキ:95年夏に樹立された親ロシア派の警察権力によって、前例を見ないほどの誘拐が横行しています。その犠牲者になっている人の多くは男性の、民間人です。いまだにそれらの犯罪が続行しているのですが、その誘拐はビ…

バビーツキ記者来日講演記録その1

(2005.10.25 記者会見 飯田橋・東京ボランティア市民活動センター) 紹介 青山正(市民平和基金代表):まず始めに、今回のアンドレイ・バビーツキ記者招聘の主催団体であるチェチェン連絡会議について簡単にご説明します。チェチェン連絡会議は、チェチェン…

お金がないぞ

最近、大富が忙しくしているのはバビーツキ招聘の段取りなのですが、とにかくお金がないです。 地獄のチェチェンで踏みとどまって取材を続け、ロシア政府に拘束され、行方不明になったかと思えば、チェチェン独立派を装った親ロシア派民兵に引き渡される現場…

野戦司令官ウマーロフへのインタビュー

2005年7月28日(火) ラジオ・リバティによるチェチェン野戦司令官ウマーロフへのインタビュー (アンドレイ・バビーツキ)6月中旬、ラジオ・リバティのアンドレイ・バビーツキ記者がチェチェンに入り、1995年からチェチェン・レジスタンスとして2度の戦争を…

採録:チェチェン 真実への戦い 〜逮捕されたロシア人記者〜

「チェチェン 真実への戦い 〜逮捕されたロシア人記者〜」 メントン・バラクラフ・ケアリー・プロ(英)2000年果敢にチェチェン報道を続けるロシア人記者アンドレイ・バビーツキ記者についてのドキュメンタリー番組。前半に、ブーツを履き、デジタルビデ…

バビーツキ、チェチェン戦争に対する現在の見解を語る

The JAMESTOWN FOUNDATION Vol.8, 58号(2002年3月22日) http://jamestown.org/publications_details.php?volume_id=25&issue_id=2223&article_id=19259ラジオ・リバティの記者アンドレイ・バビーツキーは、自著「Nezhelatelny Svidetel(望まれぬ証言者)…

<解説>バビツキー事件

ラジオ・リバティーのベテラン記者であるアンドレイ・バビツキー氏は、2000年1月中旬、チェチェンでの戦争現場から報道中にロシア軍に逮捕された。1週間近くたってから、当局から「非合法武装勢力に参加した」として、正式に逮捕状が出された。2月3…