現地

イングーシでロシア軍部隊への攻撃(ロイター版)

今回攻撃を受けたのは内務省軍の10台の車列で、主にRPG(ロケット推進グレネード弾)と機関銃による攻撃を受けた。40名の死者が出ているという報告に関して、現地の内務省報道担当者は「正しくない」と答えた。襲撃地点はムジチ村とガラシキ村の中間地点で、…

イングーシでロシア軍部隊への攻撃、40人死亡か?

(BBC 10/18)10月18日、チェチェンの隣国イングーシで、ロシア軍の車列がゲリラに攻撃を受け、軍側の発表では2名が死亡、7名が負傷した。その一方で、40名が死亡したという情報もある。この車列は、ナズラニの近辺を移動していたところを、グレネードと機関銃…

「ラムザン・カディロフ暗殺未遂事件は誤報」親ロシア派

このところカフカスキー・ウーゼルなどのウェブサイトで、チェチェン親ロシア派の大統領ラムザン・カディロフに対する暗殺未遂事件があったという知らせが続いていた。さまざまなバージョンの情報が入り乱れていたのだが、基本的にはボディーガードの1人また…

ロシア:イングーシにおける「汚い戦争」戦術の停止を

――チェチェン式の対ゲリラ戦における殺害、拷問、失踪―― (Human Rights News2008年6月25日) ヒューマン・ライツ・ウォッチは今日発表したレポートの中で、チェチェンの軍事紛争は北コーカサス、特にイングーシに人権侵害と不安定を拡散させていると報告し…

現地住民はヴェデノでの戦闘の死者を高く推測

(6/28 Caucasian Knot) チェチェンのヴェデノ地区の住民は、ここ数日間の親ロシア派と独立派武装勢力との戦闘による死者は、親ロシア派の発表によるものよりかなり高いと見ている。「かなり激しい戦闘の音が聞こえました。親ロシア派の兵士が何十人も死傷し…

「百人以上の傀儡派を殲滅」カフカスセンター報道

独立派の過激勢力を代表するサイト、カフカスセンターによれば、6月末に、チェチェン南部のヴェデノと中部のウルスマルタンで大規模な戦闘が発生した。6月27日夜、独立派ゲリラはダルゴ村付近でカディロフツィ(親ロシア傀儡政権の部隊)を待ち伏せ攻撃し、数…

グロズヌイ−モスクワ空路に新会社路線が就航

(6/17 BBCモニタリング・インターファックス) チェチェンの航空会社「グロズニー・アヴィアが、グロズヌイとモスクワ間の定期航空路を開設し、16日にヤコブレフ42型機中距離ジェット旅客機による初フライトが行なわれた。現在1日3往復のモスクワ・グロズヌイ…

イングーシでアウシェフ元大統領復帰への署名、8万筆を越す

(6/17エージェンシー・コーカサス) チェチェンの隣国、イングーシの人々が、元大統領ルスラン・アウシェフ氏の再度の大統領就任を求めて、8万5千人にのぼる署名を集めている。イングーシの人口は45万人。署名を集める委員会のマゴメッド・ハズビエフ氏による…

人権担当者、再び遺体の遺棄現場を発見

(ロイター6月20日)民間人を中心とする、800人以上にのぼる遺体の遺棄現場が、チェチェンの首都グロズヌイで発見された。人権当局者が今日明らかにした。チェチェンにおける連邦の人権代表、ヌハジーエフ氏のスポークスマンはこう語る。「グローズヌイ市民の…

南部ベノイ・ヴェデノを独立派が短時間占領、行政府関係者を襲撃

(独立派ゲリラが、現地の傀儡政府関係者に対して、懲罰者的に振舞っていることがわかる報道。05年にアンドレイ・バビツキー記者が「独立派ゲリラはいわば野戦警察官といえる役割を担っている」と発言した内容に近い事件が発生している) チェチェン親ロシア派…

チェチェンで数箇所の遺体遺棄現場発見される

6月初旬、チェチェンのグデルメスとヴェデノ地区で、数箇所の遺体遺棄現場が見付かっている。チェチェンの当局筋(親ロシア派)は、発見された遺体は、すべてヤマダエフ指揮下の「ヴォストーク部隊」による略式処刑の被害者だと断言している。 グデルメスで発…

グローズヌイのカフェで自家製爆弾、8人が負傷

ロシア非常事態省の消息筋によると、6月9日、チェチェンの首都グローズヌイのカフェで、連続して二度の爆発があった。複数の当局者の見解は、自家製爆弾と単なるガス爆発に分かれている。 非常事態省南部事務所の職員マラート・プロコペンコフによると、二個…

チェチェン民族強制移住の記念碑移動計画が開く傷口

チェチェンでは古い傷がまた痛み始めている。スターリン時代の悲劇をめぐる、古い記念碑の移動をめぐって。 グロズヌイに、1991年のソ連邦崩壊から始まった不幸な独立の時代に立てられた記念碑は、拳の中に、たくさんの墓石と、大きな短剣が握り締められた形…

ヤマダエフ派とカディロフ派の対立続く

5月26日、チェチェン政府(親ロシア派・カディロフ派)の治安部隊と、ロシア国防省軍情報総局(GRU)の指揮下にあるヴォストーク大隊(ヤマダエフ派)との間に小競り合いがあった。ロシア人権団体の情報サイト「カフカスキー・ウーゼル」によると、チェチェン…

イングーシ、ダゲスタンなどでゲリラ戦激化か?

5月29日、イングーシのマルゴベクスキー地区のヴェルフニエ・アチャルキ村で、北オセチアに向けて自動車で行動中だったロシア軍兵士が銃撃され、後に一名が死亡した。またスンゼンスキー地区でも24日にロシア内務省軍とゲリラの間に小規模な戦闘があった。RI…

チェチェン:NGOを閉鎖せよ

原文: http://www.watchdog.cz/?show=000000-000008-000004-000100&lang=12008年2月7日 ウマルト・チャダーエフ (チェチェン) ロシア連邦登録局チェチェン支部は、非政府組織連合―チェチェンとイングーシの人権状況を社会に訴えている団体―を閉鎖しようとし…

チェチェンの子どもたちの状況について(メモ)

1月31日のハッサン・バイエフの記者会見で、チェチェンでは 新生児の3人に1人が先天的な障害を持って生まれてくる 口唇口蓋裂の子どもの割合が非常に増えている ただし(親ロシア派)チェチェン政府は統計データを出そうとしていない という報告があったので、…

チェチェン紛争で敵味方区別ない医療活動 ハッサン・バイエフ氏

http://christiantoday.co.jp/society-news-684.html からの転載です。 チェチェン紛争で敵味方区別ない医療活動 ハッサン・バイエフ氏 泥沼化したチェチェン紛争の最中、敵味方を区別しない医療活動を続け、多くの命を救い続けた戦場の医師ハッサン・バイエ…

イングーシで1000人規模のデモを治安部隊が弾圧

1月26日、チェチェンの隣国イングーシの首都ナズラニで、イングーシ政府の腐敗と人権侵害に反対する1000人規模のデモが行なわれ、中央広場への進出を阻む治安部隊との間に衝突が発生した。デモ側は投石・火炎瓶を使用し、治安部隊側は空に向けての発砲とガス…

2008.01.31 ハッサン・バイエフ来日記者会見

本日、ハッサン・バイエフ医師が来日し、東京・春日で記者会見を行いました。取材に入ってくださったのは、読売新聞、朝日新聞、信濃毎日新聞、時事通信、あけぼの編集部、ロシア語通訳の方々です。以下に記者会見の内容をお伝えします。 当日の配布資料はこ…

戦場のチェチェン人医師、K.バイエフ氏からの現地報告(2)

最新ニュースレター 原文: http://www.chechenchildren.org/newsletter.html2008年1月 支援者のみなさま: チェチェンの情勢が近年改善してきているため、私はグローズヌイに2ヶ月間滞在して、現地の医療状況をモニタリングすることができました。私がチェ…

戦場のチェチェン人医師、K.バイエフ氏からの現地報告

原文: http://www.chechenchildren.org/newsletter.html 2007年9月 チェチェンのインフラを再建するための3つの新プロジェクト 支援者のみなさま: ICCC(チェチェンの子どもたち国際委員会)は、[チェチェン戦争によって]孤児[となった子どもたち]を引き取っ…

北コーカサス:危機にさらされる人権活動家

原文: http://chechennews.org/dl/20071128amnesty.pdf [アムネスティ 11/28] はじめに: ロシア人ジャーナリストで人権活動家のアンナ・ポリトコフスカヤは、2006年10月7日、モスクワで暗殺された。ポリトコフスカヤは、北コーカサスの情勢を調査し、弱い…

イングーシ市民がノーベル平和賞候補者に

2007年11月2日 プラハ・ウォッチドッグ 原文: http://www.watchdog.cz/?show=000000-000002-000001-000199&lang=1ウマルト・チャダーエフ ノーベル平和賞に、著名なイングーシ人を推薦するために、ナズランで委員会が立ち上げられた。

アンナ・ポリトコフスカヤ

ナタリヤ・エステミロワ 2007年10月5日 グロズヌイ(ロシア) 彼ら――ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤと警察のセルゲイ・ラピン――が最後に会ったのは2003年11月、グロズヌイにあるオクチャブリスキー地区裁判所の荒れ果てた建物の中でである。彼は…

イングーシにおける紛争の根源を探る

ファティマ・トリソーワ イングーシ共和国は、今日紛れもなく戦時下に置かれている。第一に、不吉なことに、ロシア政府はイングーシを対テロ作戦地域に指定した―ロシア政府は二度のチェチェン戦争を公式にはいまだに「対テロ作戦」と呼んでいる―。第二に、軍…

イングーシは「第二のチェチェン」になるか?

―殺人、路上での銃撃戦、「掃討作戦」…打ち砕かれる安全地帯―ウマルト・ドゥダーエフ、カラブラク (CRS No.412 2007年9月27日)原文: http://www.iwpr.net/?p=crs&s=f&o=339367&apc_state=henh イングーシ第二の都市カラブラクの入口には異様な光景が広が…

イングーシの年

2007年9月14日 RUSSIA PROFILE.ORG セルゲイ・マルケドノフ 原文: http://www.russiaprofile.org/page.php?pageid=International&articleid=a1189773978 イングーシ共和国の状況は悪化しているが、その理由は依然不明である。 ロシアの北コーカサスの歴史の…

チェチェン情勢再び悪化

2007年7月5日、プラハ・ウォッチドッグ ウマルト・チャダーエフ 原文:http://www.watchdog.cz/?show=000000-000005-000004-000147&lang=1 チェチェンでは、最近独立派による大規模な攻撃が行われるという噂が流れている。 見せかけの平穏とのどかさの裏で、…

チェチェン人身元不明遺体は3000人以上

7月3日のイタルタス通信によると、親ロシア派チェチェン政権の人権委員会委員長、ヌルディ・ヌハジーエフは、モスクワの会議で「チェチェンの大量遺体遺棄現場には民間人と兵士合わせて3000人以上が埋められている」と語ったそうです。会議ではチェチェンで…