チェチェンで数箇所の遺体遺棄現場発見される


 6月初旬、チェチェンのグデルメスとヴェデノ地区で、数箇所の遺体遺棄現場が見付かっている。チェチェンの当局筋(親ロシア派)は、発見された遺体は、すべてヤマダエフ指揮下の「ヴォストーク部隊」による略式処刑の被害者だと断言している。
 グデルメスで発見された現場には、6人の遺体が遺棄されていた。遺体の身元はまだ判明していない。また、同じグデルメスでは、クチャロイ地区の住民アフメド・ジャマロフの遺体が発見された。人権団体モスクワ・ヘルシンキグループの専門家によると、ジャマーロフ氏は数年前に誘拐されていたという。
 また、現地の親ロシア派行政府の担当者からは、グデルメス地区イスティス村の近くの森林で遺棄現場が発見されたという情報があった。ここでは迷彩服を着用し、頭部に銃創のある2体の白骨死体が見付かった。これまでのところ、うち一人はグロズヌイで2004年に誘拐されたヴェデノの住民と推定されている。

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