「百人以上の傀儡派を殲滅」カフカスセンター報道

 独立派の過激勢力を代表するサイト、カフカスセンターによれば、6月末に、チェチェン南部のヴェデノと中部のウルスマルタンで大規模な戦闘が発生した。6月27日夜、独立派ゲリラはダルゴ村付近でカディロフツィ(親ロシア傀儡政権の部隊)を待ち伏せ攻撃し、数十人を死傷させた。
 28日には、独立派はロシニ・チュ村で、カディロフツィの上級将校を、ボディガードごと殺害した。これらの傀儡部隊は、ゲリラの親族数人を連れてきて、人間の盾として利用していた。
 また、28日夜には数百人にのぼるゲリラがエリスタンギ村を一時占拠し、70件の家屋を捜索した上、傀儡政府関係者宅を襲撃、殺害した。
 傀儡およびロシア軍の援軍も、同様にゲリラの待ち伏せ攻撃に遭遇し、数十人が死傷した。
 2日間の戦闘により、カフカスセンターの発表では100人以上の傀儡を殺害した一方、独立派側の損害はないという。

参考URL:
http://www.kavkazcenter.com/russ/content/2008/06/29/59150.shtml
http://www.kavkazcenter.com/russ/content/2008/06/28/59149.shtml
http://www.kavkazcenter.com/russ/content/2008/06/28/59142.shtml

(内容の裏付けは取れないが、プーチン政権時代に始まった「紛争のチェチェン化」政策の結果として、チェチェン人同士が戦っている構図が鮮明になってきている:訳者)