RFE/RL NEWSLINE Vol. 9, No. 93, Part I, 17 May 2005

北オセチア学校占拠事件犯人の裁判開始

5月17日、北オセチア共和国の首都ウラジカフカスで、チェチェン民兵ヌルパシャ・クラーエフに対する裁判が開始されたと、各紙が報じた。ロシア当局によるとクラーエフは、2004年9月の学校占拠事件のさいの33人の犯人グループのうち、ロシア治安部隊の突入を受けた後の唯一の生き残り。クラーエフは、殺人、テロ、人質など8つの犯罪を行ったとして裁判を受けている。これらはチェチェン大統領で抵抗勢力のリーダーだったマスハドフの指示によるものとされているが、マスハドフはこれを否定しているだけでなく、人質の子どもたちを解放するために、交渉に参加しようとしていた。(詳しくは "RFE/RL Newsline," 2 and 3 September 2004)