ミハイル・トレパシュキン再逮捕

9月18日、元連邦保安局(FSB)将校で弁護士のミハイル・トレパシュキン氏が、ロシア当局に再逮捕された。同氏は、1999年のモスクワなどでのアパート連続爆破事件にロシア政府が関与した可能性を調査していた。トレパシュキン氏は、2004年3月以来、武器の不法所持と国家機密の漏洩の容疑で拘束されており、8月に保釈されていた。一連の動きについて、同氏の支援者らは、「彼の調査に対する政治的な報復だ」とコメントしている。99年の連続爆破事件は、犯人の捕まっていない段階で、ロシア政府がチェチェン武装勢力による犯行と断定し、第二次チェチェン侵攻のきっかけとなった事件。

RFE/RL NEWSLINE Vol. 9, No. 177, Part I, 19 September 2005