世界の現在を映すドキュメンタリー

6月24日(日)水戸上映会

主催 アムネスティ・インターナショナル日本 水戸グループ
会場/あむねすみと2F   入場料/500円

 アムネスティ・インターナショナル日本/水戸グループはこのほど、世界の人権状況の現在を映すドキュメンタリー3作品の上映会を開きます。ロシア/チェチェンバングラデシュ、日本で撮影された3作品は、いずれも上映の機会が非常に限られています。この機会を、お見逃しなく、ご来場ください。また、「コルナフリの涙」上映後、バングラデシュ・ジュマ難民、ディプティさんのショート・スピーチがあります。同作品で取り上げられるバングラデシュチッタゴン丘陵地帯の問題、現地の難民の置かれた環境について、お話をうかがいます。
【日程】
12:30   開場
13:00 〜「踊れ、グローズヌイ!」
14:30 〜「コルナフリの涙」
15:30 〜 ショート・スピーチ/休憩
16:30 〜「君が代・不起立」
18:00   閉会

【問い合わせ先】TEL 0299-48-2695(徐) TEL 029-231-8151(会場)
http://www.net1.jway.ne.jp/abeusr1/

【会場案内】あむねすみとビル2F
所在地/水戸市桜川2丁目1-2(ハングルアカデミー大教室)
※ 駐車場の用意はありません。周辺の駐車場をご利用ください。

【作品解説】

「踊れ、グローズヌイ!」
(オランダ/75 分/2002 年/ヨス・デ・プッター監督)


 ロシアに独立を阻まれ、日常的な人権侵害の続くチェチェン共和国・グローズヌイ。民俗舞踏家ラムザン・アフマードフは、第2次チェチェン戦争によって離ればなれになった子どもたちを集め、舞踏団「ダイモーク(わが祖国)」を再結成した。
 舞踏団の子どもたちの声を通して、どんな状況にあっても、希望を持って行き続けようとする姿を描いたドキュメンタリー。2003年、シカゴ国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ。



「コルナフリの涙」
バングラデシュ/60 分/2005 年/タンビール・モカメル監督)

 バングラデシュの主流民族・ベンガル人の土地入植政策に対し、1970 年代から抵抗をはじめたチッタゴン丘陵の先住民族ジュマの現状を伝える。インタビュー形式で一般住民をはじめとしてゲリラ組織やベンガル人入植者などさまざまな意見を幅広く反映させ、多層的に捉えた作品。同国内では公開が
禁止されている。

君が代・不起立」
(日本/87 分/2006 年/制作:ビデオプレス)

 ものを言う教員、戦争に反対する教員はいらないと石原都知事下の東京では憲法教育基本法は吹っ飛び、「君が代」斉唱時に不起立しただけで、重い処分が科せられている。処分された教員は延べ300人を越えた。「君が代・不起立」は、停職処分と闘う根津公子さん、河原純子さん、掲示告訴された藤田勝久さんなど中心に「教員たちのレジスタンス」を追った作品。