【転送歓迎】チェチェンイベント情報 2007.05.25

http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20070525/1180075847 (HTML版) 発行部数:1652部
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INDEX

  • 『踊れ、グローズヌイ!』などのご案内
  • 訂正
  • DAYS JAPAN6月号にチェチェンの写真が掲載
  • イベント情報
  • 長期間のイベント情報

『踊れ、グローズヌイ!』などのご案内

 ヨーロッパでチェチェン舞踊のコンサート活動を続ける少年少女舞踊団「ダイモフ」の活動を負ったドキュメンタリー映画『踊れ、グローズヌイ!』が、全国各地で草の根的に上映され始めています。アムネスティ・インターナショナル日本が設定した上映料が手ごろなためで、今後もこの動きが続いていって欲しいと思います。とにかくいい映画なのです。

 最新情報では、京都のパレスチナ支援グループのさぼてん企画さんが上映されるとのことです。

 ジャーナリストの林克明さんによるレビューはこちらです:

 http://www.actiblog.com/hayashi/34143


 ご覧になっての感想なども、お知らせいただければ私たちのサイトで紹介いたします。
 それから、直前になってしまいましたが、明日は坂上香監督のグルジアについての映画『パンと涙と人形劇』も上映されるそうです。これも要チェックです。(大富亮/チェチェンニュース)

訂正

 前号のイベント情報で、「ミーダーン連続講座:なんだかアラブ音楽」が28日に開催と案内していましたが、正しくは5月27日でした。お詫びして訂正します。

DAYS JAPAN6月号にチェチェンの写真が掲載

 現在発売中の、フォトジャーナリズム雑誌「DAYS JAPAN 2007年6月号」に、チェチェンの写真が掲載されていましたので、ご紹介させて頂きます。

 DAYS国際フォトジャーナリズム大賞 受賞者発表第2弾として、読者賞を受賞した「チェチェンの戦後」という作品が掲載されていました。32〜37ページ目です。撮影者は、ロシアのフォトジャーナリストのディミトリ・ベラコフ氏。

 この作品のタイトルは、「チェチェンの戦後」となっていますが、チェチェンニュースの読者の方であれば、もちろんチェチェンの戦争が終結しているなどとは思っていないと思います。

 何をもって「戦後」というタイトルが付いているのかは、写真とともにDAYSに掲載されているベラコフ氏の文を読んでもいまいち判然としないのですが、恐らく、首都グロズヌイでの戦闘が行われなくなったこと、ロシア軍が撤退しつつあり、駐留している兵の数が少なくなっていること、などを根拠にしているのではないかと思われます。それでは終了しているとは、言い難いのではないかとは個人的には思いますが、とりあえず、「戦後」の部分にはあまりこだわらず、写真についてのご紹介をさせて頂きます。

 掲載されている写真は5枚です。まず、見開きで圧倒されるのが、半壊したアパートで、母親に体を洗ってもらっている赤ちゃんの入浴の様子です。この、写っているアパートの半壊具合というのが半端ではなく、ミサイルの直撃でも受けたのか、4階から1階までアパートの床に垂直に穴が開いています。

 親子は、辛うじて残っている浴室で、赤ちゃんの体を洗い、洗濯物を干しています。

 その他の写真は、破壊させたグロズヌイの町の様子や、武器捜索のためロシアの特殊部隊によって、腹ばいにさせられ、頭髪を摑まれている男性、ロシア人兵士に拉致・拷問を受け、左耳を切られたチェチェン人の男性、廃墟になった学校を歩き回る子どもたちの写真が掲載されています。

 撮影者のベラコフ氏は「普段、ほとんど取り上げられないチェチェンの問題が、こうして受賞することができ大変嬉しく思っています」と語っています。確かに、イラクパレスチナと比べて、チェチェンの問題は圧倒的にテレビや新聞、雑誌などでも取り上げられることが少ないです。

 数少ないこの掲載を、どうぞお見逃しなくご覧下さい。そして、DAYS JAPANへ「チェチェンの写真に圧倒されました!イラクパレスチナだけでなく、チェチェンのことをもっと紹介してください」というような感想を送れば、今後、掲載が増えるかもしれません。とりあえず、私もメールで編集日に感想を送ってみようと思います。

 先が見えないチェチェン戦争ですが、地道な積み重ねが実を結ぶと信じます。

 DAYS JAPAN 2007年06月号紹介ページ (5月19日発売号/定価820円)
 http://www.daysjapan.net/dj/index.html

 ディミトリ・ベラコフ氏のHP(チェチェンの写真もご覧になれます)
 http://www.dimapics.com/gallery.php?cat_id=103&action=images&viewtype=&lng=
(周 香織)

イベント情報

●6/17 京都:『踊れ、グローズヌイ!』上映会
チェチェン関連映画『踊れ、グローズヌイ!』
ぼくたちは「テロリスト」じゃない。世界に伝えるため、子どもたちは踊る。
http://0000000000.net/p-navi/info/info/200705220102.htm


●6/24 茨城: 世界の現在を映すドキュメンタリー(『踊れ、グローズヌイ!』)
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20070519/1179586537


●7/1 大阪:『踊れ、グローズヌイ!』上映会
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20070418/1176870879


●5/25-28 東京: ハチャプリ商会:グルジアラクル展
内戦下のグルジアを描く映画「パンと涙と人形劇」や、美術展。
映画「ピロスマニ」も。毎日通いたくなる、ささやかな豪華企画。
http://www.k4.dion.ne.jp/~yuripuri/sukejuru.html


●5/27 東京: ミーダーン連続講座:なんだかアラブ音楽
ウード、カーヌーン、ダルバッキなど、アラブの代表的な楽器を実演します!
http://midan.exblog.jp/i2


●6/3 東京:「六ヶ所村ラプソディー」上映とトーク
六ヶ所村で試験運転が開始。鎌仲ひとみ監督トークつき上映会。
http://stop-rokkasho.jp/modules/eguide/event.php?eid=184


●6/16 東京:「戦争がはじまる」
帰って来た伝説の報道写真家 福島菊次郎「遺言」講演会
反戦をつらぬいた伝説の写真家。若者必聴の講演会。
http://www.jvja.net/fukusima%5Econtents.html


●6/17 東京: 日本の難民を考えよう! 難民EXPO'07
〜日本の難民とその支援を知る日〜
難民達はどんな思いで祖国を離れ、どのように暮らしているのか?
http://gyaku.jp/index.php?cmd=contentview&pid=000227


●6/22 各地: 動けば変わる! TEAM GOGO 2007
エコな内容の号外を豪快にばらまきます。協力者募集中!
http://www.teamgogo.net/

映画/写真展

●1/27- 各地: 映画「グアンタナモ、僕達が見た真実」
http://www.guantanamo.jp/

●3/10- 東京ほか: 映画「パラダイス・ナウ
http://www.uplink.co.jp/paradisenow/

●5/26- 東京: 映画「ひめゆり
http://www.himeyuri.info/index.html

●5/28-7/1 東京: 広河隆一・山本宗補写真展
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20070521/1179759793

●5/29-11/10 東京ほか: DAYS JAPAN写真展2007
http://www.daysjapan.net/news/news2007/news200703_01.html

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