チェチェンイベント情報 2008.05.30
(HTML版) 発行部数:1688部
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きのう、日本山妙法寺の寺沢さんから連絡があり、現在はベトナムに滞在中とのことでした。ちょうど四川省の大地震があったころに広州からベトナムに出てきて、ハノイの満月祭に参加されたそうです。日本に戻る予定を伺うと、「帰って皆さんにお会いしたいのだけれど、しばらく足が向きません」と。
日本の政治のことなどを、私にわかる範囲で報告したのですが、あるべき選挙もなく、ガソリンや福祉やといった、自分たちに関することばかりが政局になっている日本のことを考えると、やはり寺沢さんには魅力がないかと思いました。もちろんそれらも大事な事柄で、おろそかにできないのは確かですが、全体として内向きで、時間的にこの先にある未来や、空間的に遠い世界の状況への真摯な考察が、政治の場から発信されてこない気がします。
以前寺沢さんが日本に連れてきたチェチェン人のワハは、中央アジアのある国で大学の講師(!)をしていて、すこぶる元気だということです。イスラムとはこのところ連絡が絶えているけれども、フランスの大学で勉強しているという便りがあったということでした。二人のことを心配している支援者も多かったので、寺沢さんにかわってご報告します。
展望や思想は、どこかからやってくるものではないかもしれません。では、今週以降のイベント情報です。今回は映画情報が充実しています。いろいろ参加して、考えましょう! (大富亮)
イベント情報
- 5/29 港:ハンクネット関東地区例会「現代朝鮮の理解 政治と社会」http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080524/1211581102
- 5/31 渋谷:草の実アカデミー「悲鳴を上げる兵隊(自衛隊員)&読売新聞による恫喝訴訟(SLAPP)」http://ankoku-mirai.cocolog-nifty.com/blog/ 情報と言論をマスコミだけにまかせておくと、世の中大変。「草の実アカデミー」では、アナログ的第二言論の結集を目指します
- 6/1 板橋:クルド難民ムスタファさん一家 在特おめでとうパーティー http://d.hatena.ne.jp/oda_asahi/20080522 来日16年目にしてようやく在留特別許可。ムスタファさん一家へのお祝いの会です。ぜひご参加を!
- 6/2 千代田:第87回みみの会「映像作家・青原さとしさんに聞く、広島の近代と前近代」http://d.hatena.ne.jp/miminokai/20080519 最新作『藝州かやぶき紀行』など、故郷広島を掘り下げてきたドキュメンタリストのトーク。
- 6/7 中野:直川礼緒の口琴(こうきん)びよよ〜んナイト http://polepoleza.jugem.jp/?eid=15 日本口琴協会代表、直川礼緒がお送りするめくるめく口琴ワールド!
- 6/15 港:アイヌ、ジュマ、ビルマの先住民族・マイノリティとともに〜首都圏のアイヌ、滞日外国人の中の先住民族との出会い2008〜 http://alertwire.jp/read.cgi?id=200805121605241
- 6/18 杉並:三一書房 Presents「見えないアジアを語る〜国境とタブーを越える冒険者たち〜」http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/lofta.cgi?year=2008&month=6 カレン、ナガランド、チェチェン、イラクなど、外務省退避勧告の危険地域を繰り返し歩いてきた冒険家たちがライブで語る。
- 6/21 新宿:守られない五輪の約束 弾圧される中国人ジャーナリストたち 〜獄中作家委員会・張裕さんを招いて〜 http://secure.amnesty.or.jp/cgi-local/news.cgi?vew=12
- 6/28 千代田:「終焉に向かう原子力」(第6回)反原発・反再処理工場 6.28講演と映画と音楽の集いhttp://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080520/1211292036
映画/写真展など
- 『暗殺リトビネンコ事件』http://litvinenko-case.com/theater.html リトビネンコはなぜ殺されなければならなかったのか?アンドレイ・ネクラーソフ監督による迫真のドキュメンタリ。
- 『おいしいコーヒーの真実』 http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/ 世界第三位のコーヒー消費国日本。あなたがスターバックスで支払ったコーヒー代はどこに行く?コーヒー好きの誰もが見るべき映画
- 『光州5.18』 http://may18.jp/ 韓国現代史や民主化運動に関心を持つきっかけに。1980年、韓国で起きた<光州の悲劇>を完全映画化
- 『ウリハッキョ』 http://urihakkyo.blog105.fc2.com/ 北海道の朝鮮学校の日常を描いたドキュメンタリー。子どもたちの「勇敢な登校」が始まる!
- 4/6-6/28 東松山:オリーヴ・プロジェクト http://www.aya.or.jp/%7Emarukimsn/kikaku/2008/2008olive.htm 遠い国に住むものが、残留パレスチナ人への連帯を表明するには、さしあたりオリーヴの植樹を支援するしかない。各国のアーティストが表現と想像の力をパレスチナに注ぐ
- 『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』 http://www.hungary1956-movie.com/ “ドナウの真珠”とよばれる首都ブダペスト。1956年、失われた革命とオリンピックの栄光があった。
- 『六ヶ所村ラプソディー』上映会 http://www.rokkasho-rhapsody.com/_schedule/schedule 核燃料再処理工場を抱える青森県・六ヶ所村の人々は、何を感じ、どんな生活を送っているのか?
- 『パゴダの影で』 http://www.uplink.co.jp/burma/ 軍事政権によって今なお迫害され続ける少数民族の叫びを伝えるドキュメンタリ。パゴダ(仏塔)の影でカメラが捉えたもう一つのビルマとは?
- 『パレスチナ1948 NAKBA』 http://nakba.jp/ パレスチナ人がNAKBA(大惨事)と呼ぶイスラエル建国の年に何が起こったのか? 広河隆一40年間の取材の集大成
- 『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』 http://www.wakamatsukoji.org/ 「革命」に、すべてを賭けたかった・・・。5人の若者たちがあさま山荘へと至る、激動の時代を若松孝二が描く!
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