「チェチェン独立は妥協しない」サドゥラーエフ発言

9月17日付けのチェチェンプレスによると、8月末にチェチェン独立派のサドゥラーエフ大統領は、抵抗部隊の兵士や<外国からの代表>たちに対するレクチャーを行なった。その中で同大統領は、「チェチェン人は決してチェチェンから去ることはない。われわれはここにイスラムにのっとった政府を作る」と発言した。また、最近行なわれたいくつかの軍事作戦について評価し、6月中旬のズナーメンスコエでの爆弾攻撃において、子ども一人が巻き添えとなった件への憂慮を表明した。これについては、イスラムの正義はすべての部隊に尊重されなければならず、不注意に子どもを殺害した者は刑罰を受けるだろうとの見解。今後のロシア対策としては、ロシア側との和平交渉の姿勢は変更しない。チェチェン独立の要求は妥協せず、ロシア側の顔を立てる形での戦争終結も考えていない。その上で、次回の軍事評議会では新しい平和条約の素案を準備するとしている。

RFE/RL NEWSLINE Vol. 9, No. 178, Part I, 20 September 2005