広島:チェチェン、そしてロシアを知る。

  • 映画『踊れ、グローズヌイ!』(2002年作品、75分)の上映
  • 林 克明氏(ジャーナリスト)の御話 

(はやし・まさあき氏のプロフィール)1960年長野生まれ。1995年以降、15回以上、チェチェンに入り取材を行なう。著書に『カフカスの小さな国 チェチェン独立運動始末』(第3回小学館ノンフィクション大賞優秀賞)、写真集『チェチェン 屈せざる人びと』(岩波書店)などがあり、この9月には『プーチン政権の闇 チェチェン戦争/独裁/要人暗殺』(高文研)が刊行された。

  • 日時: 11月10日(土)午後1時30分から4時30分まで
  • 場所: 広島カトリック会館 多目的ホール広島市中区幟町4-42 世界平和記念聖堂の隣の建物です)
  • 資料代等: 1,000円(学生800円)
  • 主催:(社)アムネスティ・インターナショナル日本ひろしまグループ
  • 問い合わせ先:090-3177-7336(野間)
  • 予約は不要です。また、カトリック会館への問い合わせはお控え下さい。

 2006年10月7日、ロシアの『ノーバヤ・ガゼータ』紙の記者、アンナ・ポリトコフスカヤさんが射殺されているのが発見されました。彼女は1999年から命がけでチェチェンを取材し、プーチン政権と現地のカディロフ首相を批判しつづけてきました。アムネスティや様々な人権団体がこの暗殺を非難し、真相の究明を訴えてきましたが、まだ解明はされていません。
 この度、上記の要領でイベントを開催します。上映する映画『踊れ、グローズヌイ!』はチェチェンの児童民族舞踊団「ダイモーク」(我が祖国、という意味)の活躍を描いたドキュメンタリー作品です。夏休みに1台のバスに全員が乗り込み、中西欧諸国への公演旅行に出かけます。彼らの目的の1つは「チェチェン人はテロリストではなく、普通の人間だ」ということを西側の人びとに知ってもらうためでもありました。子どもたちの美しく気高い舞踊を映し出したこの作品は2003年、第1回シカゴ国際ドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞しました。広島初公開のこの作品をお見逃しなく!
また、この機会に林克明氏の話に耳を傾け、チェチェンのこと、そして今のロシアの情勢について学んでみませんか?