第6回 希望のための非暴力セミナー

ビルマの非暴力から学ぶ―在日ビルマ人の民主化への思いと生活・労働」

 9月にビルマミャンマー)で起きた民主化を要求する僧侶・市民の大規模な街頭行動に対し、軍事政権は武力により押さえこもうとしています。

しかし、日本人ジャーナリストの長井健司さんを含め多くの犠牲者を出した今回の武力鎮圧に対しては、世界中から非難の声が起こりました。そして長年続けられてきたビルマ民衆の非暴力の行動に対しても関心が高まっています。
 ビルマ本国だけではなく世界各国に亡命したビルマ人による民主化を求める行動にも大きな注目が集まっています。日本においても在日ビルマ人による軍政への抗議活動が続けられてきました。今回はそうした行動で出会った在日ビルマ人の方から、本国での非暴力・民主化の行動の話と、日本での彼らの生活と労働の問題を語っていただきます。ぜひご参加下さい。

【希望のための非暴力セミナーの呼びかけ】

 2004年から私たちは非暴力について考える連続講座を開いてきました。非暴力という言葉は多少聞いたり、使われるようになってきても、その本質はまだまだよく理解されていないと感じています。
 私たちは非暴力という考え方、生き方、そして行動の仕方が、これからの地球の未来を切り拓く重要なカギになるのではないかと考えています。
 人を押しのけたり、抑圧したり、差別したり、威嚇したり、殺しあったりする社会に希望はありません。またそれらに無関心でいることで、そうした行為に結果的に自分が、人びとが加担してしまっている社会にもやはり希望はありません。
 それに対し私たちが考える「非暴力」は、人と人が支えあい、つながりあいながら積極的に希望を生み出すものです。自分を変え、そして社会を変える希望の思想としての非暴力の可能性を探っていきたいと思います。
 「非暴力連続講座」から新たに名前を変えてスタートする「希望のための非暴力セミナー」を通して、社会を変えていくちからとなる、非暴力の輪を広げていきたいと思っています。あなたの参加をお待ちしています。