「独裁と世襲を倒せ!」もう一つのロシア、3月3日にモスクワなどでデモ
(2008年2月1日)「もう一つのロシア抵抗連合」幹事会は、ロシア大統領選の翌日の3月3日に、モスクワとサンクトでデモを行なうことを決定した。この抗議行動は、「異論派の行進」と呼ばれるもので、他のいくつかのロシアの都市でも行なわれ、ロシアの現在の政治状況について、各地の人々が声をあげる機会になる。
抵抗連合の報道担当によると、基本的スローガンは「独裁と世襲を倒せ!」と、「すべての権力を憲法評議会*1に!」「偽ドミトリー*2はクレムリンから出て行け!」
抗議行動は、ロマノフ王朝が倒れた1917年のその日に、全国で行なわれる。
「12月2日の下院選では、大規模で組織的な選挙違反が黙認された。そして、3月2日の、プーチンからメドベージェフへの権力の委譲は、ロシア憲法秩序における民主的な基盤に対する挑戦である」と、抵抗連合のリリースは記している。
これまでのデモは、数千人が参加し、しばしば政府側の暴力に直面してきた。最近のものでは、11月に、「市民連合戦線」と、「もう一つのロシア」のリーダーであるゲリー・カスパロフが、5日間にわたって逮捕・拘留された事件がある。
http://www.theotherrussia.org/2008/02/01/the-other-russia-prepares-protests-for-march-3rd/
*1:Constituent Assembly
*2:帝政ロシアの混乱期に多数現れた自称ドミトリー皇帝たちと、大統領候補のドミトリー・メドベージェフをもじっている