【転送歓迎】チェチェンイベント情報 2008.02.22

 先週末から始まったハッサン・バイエフ医師の全国スピーキングツアー。いわきの講演会は無事終了し、今週は仙台と東京です。

 2/23(土) 仙台 [チェチェンの戦火を生きたひとりの外科医 ハッサン・バイエフ講演会]
 2/24(日) 東京 [戦場の医師ハッサン・バイエフ-チェチェン戦争の傷跡と子どもの医療支援]

 2月23日の国際チェチェンデーには、世界各地でチェチェン関連集会が開催されています。少し気が早いですが、東京では、3月30日(日)に送別会も予定していますので、ご都合のつく方はお誘い合わせの上ご参加ください。

 また、いつものことですが、資金が大変不足しています(まだ目標金額の半分弱しか集まっていません)・・・。バイエフ医師の招聘企画を支えるために、よろしければぜひ各地集会への参加や寄付をお願いいたします。(邦枝律/チェチェンニュース)

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http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080222/1203637903 (HTML版) 発行部数:1683部

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INDEX
* 戦場の医師ハッサン・バイエフ−チェチェン戦争の傷跡と子どもの医療支援
* ハッサン・バイエフ講演情報
* イベント情報
* 映画/写真展など

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■戦場の医師ハッサン・バイエフ−チェチェン戦争の傷跡と子どもの医療支援

  ロシア南部のチェチェン共和国では、1994年から14年近く続くロシアの軍事侵攻により、100万人の人口のうち25%が死亡し、30%が難民となって多くが国外に逃れました。
 世界でもっとも悲惨な戦争を目の当たりにしながらも、医師の倫理、ヒポクラテスの誓いを忠実に守って、敵味方を区別することなく多くの人びとの生命を救った外科医、ハッサン・バイエフ医師が講演します。
 今、バイエフ医師は、移住地アメリカとロシア・チェチェンを頻繁に行き来して、荒廃したチェチェン国内の医療環境を改善しようとしています。今回のスピーキングツアーでは、いわき、仙台、東京、水戸、札幌、京都、大阪、山口の各地で、医療危機に直面するチェチェンの子どもたちの様子を報告します。
 チェチェンを知り、子どもへの医療を再建するために、どうか皆様のご参加をお願いいたします。

日時:2008年2月24日(日) 18:00-20:30 (17:30開場)
場所:文京区民センター2A会議室
交通:地下鉄丸ノ内線南北線「後楽園」駅徒歩5分/地下鉄三田線「春日」駅A2出口真上・大江戸線「春日」駅徒歩1分
地図:http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
参加費:1000円
定員:250名
共催:ハッサン・バイエフを呼ぶ会/チェチェン連絡会議/アムネスティ・インターナショナル日本
申込:事前のお申し込みはご不要です。
問合・申込先:TEL: 03-4500-8535 Fax:03-3811-4576 Mail:baiev@zau.att.ne.jp(ハッサン・バイエフを呼ぶ会 岡田)


●ハッサン・バイエフとは?

 1963年、チェチェンの首都グロズヌイの郊外、アルハン・カラ生まれ。1977年、ソ連邦ジュニア柔道大会で優勝し、以後多くの柔道大会にて金メダルを獲得。1985年、クラスノヤルスク医科大学卒業。1988年チェチェンに帰国し、首都グロズヌイにて形成外科医として医務につく。1994年、チェチェン戦争勃発とともに、野戦外科医として活躍。敵味方を区別しない医療活動のために、ロシア連邦軍チェチェン過激派双方から命を狙われる。2000年米国へ亡命、同年11月米国NGOヒューマンライツ・ウォッチから「2000年人権監視者」の栄誉を受けた。NPOチェチェンの子どもたち国際委員会議長。2006年に来日、チェチェンの現状を伝えるための講演会を全国で行なった。


●募金のお願い

 ハッサン・バイエフを呼ぶ会は、チェチェン支援者、ジャーナリスト、出版社などの有志が集って結成した団体です。この来日は一般の皆様からの寄付によって支えられていますが、まだ資金が不足しています。どうか、募金にご協力をお願いします!(※目標額:120万円)
送金先:郵便振替口座 口座番号:00180-6-261048 加入者名:チェチェン連絡会議
金額:一口3,000円 (お手数ですが、通信欄に「バイエフ」とご明記ください)

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■ハッサン・バイエフ講演情報

 ハッサン・バイエフ講演情報一覧はこちらをご覧ください。
 http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080212/1202829856

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■イベント情報

 2月25日(月)から14回にわたって、BS世界のドキュメンタリーで、『シリーズ プーチンのロシア』 が放映されます。再放送のものも多いのですが、なかなか面白そうな内容です。ご都合のつく方はぜひご覧ください。

  • 2/25: 『プーチンはこうして権力の座についた』
  • 2/26: 『プーチン大統領クレムリン 〜メディア対策の舞台裏〜』
  • 2/27: 『ロシアの新興財閥 繁栄と没落の軌跡 前編 実業家の台頭』
  • 2/28: 『ロシアの新興財閥 繁栄と没落の軌跡 後編 プーチン政権による制裁』
  • 2/29: 『ロシア 新“罪と罰” 〜追跡 警察と司法の腐敗〜』
  • 3/2, 6: 『ガスプロムの世界戦略 前編 台頭する巨大エネルギー企業』
  • 3/2, 7: 『ガスプロムの世界戦略 後編 ロシア資源外交のシナリオ』
  • 3/3: 『誰がアンナを狙ったのか 〜ロシア 報道記者暗殺の真相〜』
  • 3/4: 『モスクワ劇場占拠 〜立ち上がる遺族たち〜』
  • 3/5: 『ロシア周辺諸国民主化アメリカの戦略』
  • 3/13: 『地図から消えた町』
  • 3/14: 『択捉(エトロフ)島の夏』

 くわしく読む:
 http://www.nhk.or.jp/wdoc/yotei/

 また、すでに今日ですが、大田で「チェルノブイリ・ビデオ上映会」、文京で「根津公子さんの抵抗が問いかける文部行政の時代錯誤」という集会が開催されます。明日23日(土)には、千代田で「JVJA沖縄現地報告 消される歴史の現場から」も。よろしければ、こちらもぜひご参加ください。


● 2/22 大田:チェルノブイリ・ビデオ上映会
チェルノブイリ原発事故から日本の原発問題を考えるビデオ上映会
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080120/1200837766


● 2/22 文京:根津公子さんの抵抗が問いかける文部行政の時代錯誤
なぜ子供たちから考え判断する力を奪い、上からの指示・命令に考えずに従う人間だけを作りだす仕組みが必要なのか。
http://apc.cup.com/


● 2/23 千代田:JVJA沖縄現地報告 消される歴史の現場から
今も、なぜ、沖縄なのか?私たちは、その声を聞く「義務」がある。
http://www.jvja.net/okinawa.htm


● 2/25-29, 3/2-7, 3/13-14 BS世界のドキュメンタリー:『シリーズ プーチンのロシア』
ロシアで今、何が起こっているのか?
『誰がアンナを狙ったのか 〜ロシア 報道記者暗殺の真相〜』や『モスクワ劇場占拠 〜立ち上がる遺族たち〜』も。
http://www.nhk.or.jp/wdoc/yotei/


● 3/2 :練馬 FAV 連連影展
複雑な歴史や個々人のアイデンティティの「はざま」を表現する映画祭。
木室さんの『海南島訪問記(仮)』の上映も。
http://www.renren-fav.org/schedule_2008_03_02.html


● 3/8 渋谷:DAYS JAPAN 4周年記念イベント
一枚の写真が国家を動かすこともある
AINU REBELS 酒井美直さんによるアイヌの歌・舞踊のパフォーマンスも
http://www.daysjapan.net/news/news2008/news200802_02.html


● 3/8 千代田:斉藤貴男氏出版記念集会
格差×監視=戦争国家? 私たちはどこへ行こうとしているのか?
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080117/1200544968

● 3/9,10 台東:3.10 10万人のことば
今から63年前のこの日、東京で10万人の人々の命が奪われた。
大空襲の一夜を追体験する45分。
http://www.gallery-ef.com/concert.htm


● 3/18-23 船橋:再審無罪・釈放を! 星野文昭絵画展
無実の罪で獄中生活33年。獄中で描かれた水彩画は、光を失わない。
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080218/1203342921


● 3/20-31 渋谷:燐光群公演『だるまさんがころんだ』
派兵先の戦場で地雷原を歩き続ける二人の自衛官
地雷と戦争をめぐる演劇の「現在」。鶴屋南北戯曲賞受賞。
http://www.alles.or.jp/~rinkogun/daruma2008.html


● 3/23 文京:政治討論集会 教育問題をどう考えるか
学校の荒廃、日の丸君が代強制、学校での、塾講師による補習。
あるべき教育とは?意見を出し合おう!
http://www.siminrentai.com/

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■映画/写真展など


● 2/16-3/7, 3/8-14, 3/29-, 4/19- 大阪, 岡山, 名古屋, 那覇:『暗殺リトビネンコ事件』
リトビネンコはなぜ殺されなければならなかったのか?
アンドレイ・ネクラーソフ監督による迫真のドキュメンタリ。
http://litvinenko-case.com/theater.html


● 2/23-3/3 新宿:大山未来写真展「天地豊饒の村-カンボジア・ルング村-」
豊かな人の生きる在り方とは?
ゆったりと流れていくカンボジアの村の時間に日本の元風景を見る
http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2008february/gallery_a_080223.html


● 11/17- 全国:『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』
“ドナウの真珠”とよばれる首都ブダペスト。1956年、失われた革命とオリンピックの栄光があった。
http://www.hungary1956-movie.com/


● 1/12- 全国:『六ヶ所村ラプソディー』上映会
核燃料再処理工場を抱える青森県六ヶ所村の人々は、何を感じ、どんな生活を送っているのか?
http://www.rokkasho-rhapsody.com/_schedule/schedule


● 3/15- 渋谷:『パゴダの影で』
軍事政権によって今なお迫害され続ける少数民族の叫びを伝えるドキュメンタリ。
パゴダ(仏塔)の影でカメラが捉えたもう一つのビルマとは?
http://www.uplink.co.jp/burma/


● 3/22- 渋谷:『パレスチナ1948 NAKBA』
パレスチナ人がNAKBA(大惨事)と呼ぶイスラエル建国の年に何が起こったのか?
広河隆一40年間の取材の集大成
http://nakba.jp/


● 3/15- 新宿:『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』
「革命」に、すべてを賭けたかった・・・。
5人の若者たちがあさま山荘へと至る、激動の時代を若松孝二が描く!
http://www.wakamatsukoji.org/

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