アムネスティ:表現の自由は市民社会の酸素である

ootomi2008-03-06


ロシア大統領選挙の直前に出された、アムネスティの声明を紹介します。
全文は、こちらをお読みください: http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=446

まず、選挙戦の前の様子は、こんな感じでした。

国会議員選挙及び大統領選挙への前哨戦において、集会及び表現の自由に対する締め付けがとりわけ顕著になっている。反政府的なデモを暴力的に解散させる一方、政府系の集会はなんの妨害も受けないということがあった。デモや集会を見守る人権活動家やジャーナリストが法執行当局によって嫌がらせを受けている。

そしてメディアの状況は、

テレビを初め多くのメディアが政府によって統制されている地方においては、自由な報道はますます困難になっている。独自の報道をしようとするジャーナリストたちは、活動を邪魔されたり、脅されたり、ときに訴追をうける危険さえある。たとえば、ラジオの「エコー・モスクヴィ(モスクワの声)」放送局は、過激派的な見解を放送したとの容疑の捜査のために、放送原稿を検察当局に提出するよう繰り返し求められた。

この件も進展がありません。

また、アムネスティは、人権派のジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤの殺害を命じた者に対する捜査がいっこうに進展していないことに懸念を示した。

この事件を思うと、2006年8月に、自民党加藤紘一議員の自宅と事務所が放火される事件があったのを思い出します。あの事件の当日は、当時の小泉首相靖国神社参拝の日でした。

(あとで続きを書きます 大富)