写真眼2008―それは沖縄復帰からはじまった―

主催:『写真眼2008実行委員会』■東京展

◆日時:2008年11月18日(火)〜11月30日(日)
《24日(月)休み、開場時間11:30〜23:00、ただし日曜は18:00まで》
◆場所:東中野 ポレポレ坐ビル1F (Space&Cofe ポレポレ坐)
東京都中野区東中野4−4−1ポレポレ坐ビル1F  TEL 03−3227-1405
総武線東中野」西改札口を出て、北側階段を降り新宿方面へ徒歩2分

● 写真展+シンポジウムの趣旨
1972年の沖縄復帰に向け、前年11月10日沖縄全島をあげてのゼネストの中で、デモ警備の警察官が火炎瓶を浴びて死亡する事件が起きた。当時、現場でフリーカメラマン吉岡氏も写真取材をしていたが、琉球警察は、証拠写真としてフィルムを押収していった。成り行きを危惧したメディア関係者は「報道の自由・吉岡カメラマンを守る会」を結成し、フィルムの押収を「報道の自由の侵害」として那覇地裁に提訴した。延べ300人を超える人々が参加した。1974年、判決があり原告勝訴した。このたびの写真展とシンポジウムは、この経験を原点に、写真で伝えられる事の意味を問い直しつつ、それぞれの立場で取材にあたってきた30余名の37年後の再結集。 当時の有志30余名が今一度参集し、写真展+シンポジウムを開催する運びとなった。東京と沖縄の2か所で開催する。    


■写真出展者
W・ユージン・スミス(特別出展)、アイリーン・スミス、芥川 仁、浅田恒穂、  
池宮城繁夫、石川文洋、岩尾克治、牛尾喜道、大城弘明、小川 卓、及部靖人、
鍵和田良輔、神浦元彰、川田文子、楠山忠之、国吉和夫、桑原史成、小山博孝、  
塩田武史、新藤健一、豊崎博光、中谷吉隆、橋本賢司、真栄田弘一、松村久美、  
松本路子、宮城 護、本橋誠一、森口 豁、山崎陽一、山城博明、吉岡 攻、           
渡辺直之       (50音順)  以上、計33人の写真家 

■沖縄展◆日時:2009年1月27日(火)〜2月1日(日)
◆場所:沖縄県立博物館・美術館 沖縄県民ギャラリー(1・2)
那覇市おもろまち3−1−1    TEL 098−941−1321


■シンポジウム・講演の内容
1)18日(火)18:30〜20:00 「沖縄を語る」
 大城弘明・真栄田弘一・石川文洋森口豁・吉岡攻ほか
2)19日(水)13:00〜13:50  石川文洋 「ベトナムを語る」 
3)19日(水)14:00〜16:00  牛尾喜道 「弟子から見た土門拳の仕事」  
4)19日(水)18:30〜 「表現の自由の意味―松永裁判からの視点(映像神話の解体)」
 松永優・森口豁・及部克人・新藤健一・吉岡攻 
5)20日(木)19:00〜21:00  豊崎博光 「世界の『核の現場』を追い続けて」
6)22日(土)14:00〜17:00  鎌田慧×本橋成一「気になるから書きたい、写したい」
7)23日(日)14:00〜16:00  桑原史成 「水俣・韓国・ベトナム・沖縄」
8)25日(火)19:00〜21:00  古居みずえ「パレスチナの女たち」
9)26日(水)19:00〜21:00  川田文子  
                「『従軍慰安婦』のハルモニたちから伝えられたこと」
10)27日(木)19:00〜21:00  楠山忠之×鍵和田良輔 「ベトナムと沖縄」
11)29日(土)14:00〜16:00  神浦元彰 「なぜ長井さんは殺されたか」       
12)29日(土)19:00〜21:00  新藤健一 「関東大震災四川大地震を語る」
13)30日(日)13:00〜15:00  中谷吉隆 「『広島』から『フォト×ハイ句』まで」 
14)30日(日)16:00〜18:00  エンディング・パーティー 大討論会 
                                 などを予定
*シンポジウム参加費:¥1,000(ワンドリンク付)
*パーティ参加費は、2000円ぐらいです。

■この件に関する、問い合わせ先
加藤賀津子 090−9318−2059  kk-kame8@hotmail.co.jp
松村久美  090−5995−8573