犠牲者の父親、ブダーノフの復讐を恐れる

(12/25 インターファックス オスロ発)ブダーノフ大佐に絞殺されたエリザ・クンガーエワさん(18)の父親、ビシャ・クンガーエフさんはこう語る。

「娘が殺されてから裁判が始まっても、ブダーノフは繰り返し私を脅迫していました。家族みんなに対してです。とうとう釈放ということになってしまい、本当に命の危険を感じています。だから私は自分の村に帰るのはやめます」
「ブダーノフはどんなことでもするでしょう。他の子ども達を犠牲にするわけにはいきませんから、私はロシアには戻りません。ブダーノフの<謝罪>など、絶対に信じることはできません。私の親族はチェチェンにいますが、子どもたちはみな、土地を離れて、母語の通じないところで生活しています。ブダーノフは私の娘を殺しただけでなく、家族みんなを、人並み以下の暮らしに追い込んだのです」

「私はロシア検事総長に手紙を書くつもりです――今回のウリヤノフスクでの決定について感じたことを。そして、ストラスブール欧州人権裁判所に訴える準備をします。ブダーノフには影響力のある友人たちがいますが、私はロシア人が、こんな無法を許さず、怒りを表明してくれることを信じています」