RFE/RL NEWSLINE Vol. 9, No. 97, Part I, 23 May 2005

問題のウルマン大尉たち

ウルマン事件、親ロシア派大統領「違法な判決だ」と非難

ラジオリバティーによると、5月19日にロストフの裁判所で下ったウルマン事件の無罪判決について、チェチェンの親ロシア派大統領アルハノフは、「違法な判決だ。この判決はロシアの司法に対するチェチェン人の信頼を損なう」と語った。*1(写真がウルマンたち。悪そー)

ベラルーシが引き渡したチェチェンゲリラ

5月20日にベラルーシ当局がロシアに引き渡したチェチェンゲリラのヌルマゴメド・ハツーエフ(表記ぶれ)は、1995年のブジョンノフスクでの病院占拠事件(バサーエフが主導)と、2002年のモスクワ劇場占拠事件に関与していると、ベラルーシ司法当局者が語った。しかし二つとも関与しているというのは無理があるのでは?(と)。

イングーシ検察、拘束者に対する拷問を調査

チェチェンの隣国、イングーシ共和国の検察当局は、ベッカン・ギリーエフ氏が(ロシア軍かイングーシ治安組織に)拘束され、拷問を受けた問題についての捜査を開始した。同氏はイングーシのジャジコフ大統領を殺害しようとしたとの容疑で逮捕され、爪を抜かれたり、膝の皿を強打されるなどの拷問を受けた。この件を告発しているのはイングーシ野党のリーダー、ムーサ・オズドエフ氏。現在ギリーエフ氏は入院して治療中。

*1:もともと信頼していないだろうと思いますが。(と)