ラムザンとガンタミロフが対立

私兵集団「カディロフツィ」の頭目の親ロシア派、ラムザン・カディロフ第一副首相と、横領で逮捕されて第二次チェチェン戦争のときに親ロシア派部隊を率いて侵略の先鋒となった元グロズヌイ市長ベスラン・ガンタミロフ*1が対立している。ようするにどっちもどっちなヒトタチ。6月2日のRFE/RLによると、ガンタミロフは最近、ラムザン指揮下の治安警察部隊に脅迫されているから、ロシア政府のガードを付けてほしいと発言している。脅迫の理由はよくわからないが、一方のラムザンは、「ガンタミロフは2000年のグロズヌイ攻防戦の際、独立派の撤退を助けた」と非難している。また、親ロシア派の情報省の所有する自動車4台をガンタミロフが横領したとして、告訴しているのだという。まさに内輪もめ。

RFE/RL NEWSLINE Vol. 9, No. 104, Part I, 2 June 2005
CHECHEN FIRST DEPUTY PREMIER, FORMER GROZNY MAYOR TRADE ACCUSATIONS.