チェチェンの子どもたちに対する米国の無償援助
原文: http://whoareamericans.com/2008/01/10/children-of-chechnya-charity/
2008年1月10日/デイヴィッド
ICCC(チェチェンの子どもたち国際委員会・本部マサチューセッツ州ケンブリッジ)は、チェチェン戦争の被害を受けた子どもたちのために、1996年に3名の米国人女性が立ち上げた非営利団体である。ICCCを設立するきっかけとなったのは、1995年の「生命と思いやりを守る母親たちの行進」だった。「母親たちの行進」は、ロシア兵士の母親や僧侶、クエーカー教徒たちが、戦闘地域のチェチェンを行進し、兵士に対しては武器を捨てることを、世界に対しては暴力を終わらせるための行動を呼びかけた。
ICCCは、食料や住居、医療、教育といった各分野で、チェチェンの子どもたちを支援する親や難民救済ワーカー、医師などを支援している。
チェチェン戦争では、約4万人の子どもが殺されただけでなく、さらに多くの子どもたちが負傷したり、先天的な障害を持って生まれてくるようになった。子どもたちが先天的な障害を持って生まれてくる原因は、深刻な環境汚染によるところが大きい。
ICCCは以下のような活動をしている。
- オペレーション・スマイル:ICCCは、手術が必要な子どもを探し、「オペレーション・スマイル」の米国人医師による治療を施している。
- 医療器具:ICCCは、手術台や電気外科用発電機、麻酔器、頭蓋顎顔面手術用の器具といった医療物資と医療器具を支援しようとしている。
- アルハン・カラ学校:ICCCのハッサン・バイエフ代表が子ども時代に通っていたアルハン・カラ学校に楽器を寄贈した。音楽やダンス、格闘技の授業によって、子どもたちはストレスを忘れ、価値ある人生の教訓を得ることができる。
- グローズヌイ盲学校:視覚障害を持つ100人の子どもたちの施設には、水も電気もなく、登山ロープやフラフープ、バスケットボールといったスポーツ器具や玩具をICCCに要求している。
ICCCへの寄付は下記サイトから:
http://www.chechenchildren.org/