【転送歓迎】チェチェンイベント情報 2008.02.15

 いよいよ今週末からハッサン・バイエフ医師の全国スピーキングツアーが始まります。まずは17日(日)にいわき、23日(土)に仙台、24日(日)に東京と続き、3月には、水戸、札幌、京都、大阪、山口で集会が開催されます。

 仙台講演会のある2月23日は、チェチェンの人々にとって忘れることができない民族強制移住の日です。1944年のこの日、50万人のチェチェン人が貨車に乗せられ、一夜にしてカザフスタン強制移住させられました。これによって、チェチェン民族の半数程度が飢えと寒さで死亡したといわれています。

 それから64年が経った今も、チェチェンでは戦争が続き、「心身ともに健康な人は残されていない」とバイエフ医師が語るほど、悲惨な現実がチェチェンを覆っています。自身がチェチェン戦争の体験者であり、現地の医療システムを再建しようと、米国とロシア・チェチェンを行き来しているバイエフ医師は、チェチェンの現在をどのように語るのでしょうか? ぜひ各地集会へのご参加をお願いいたします。

 国内情勢に関わるイベント情報もあります。ジャーナリストの林克明さんが語る「佐藤正久(元イラク先遣隊長)の闇を照らす」は特にお勧めです。集会チラシも以下からダウンロードできますので、お知り合いの方にも宣伝をしていただけると助かります。ではよろしくお願いいたします。(邦枝律/チェチェンニュース)

 http://chechennews.org/dl/20080217hayashi.pdf

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http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080215/1203038815 (HTML版) 発行部数:1683部

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INDEX
* ハッサン・バイエフ講演情報
* 佐藤正久(元イラク先遣隊長)の闇を照らす
* 読者からのコメントと各種案内
* 沖縄性暴力事件をどう語るか
* イベント情報
* 映画/写真展など

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■ハッサン・バイエフ講演情報

 ハッサン・バイエフ講演情報一覧はこちらをご覧ください。
 http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080212/1202829856

 寄付も引き続き大募集中です。どうぞよろしくお願いいたします。

 送金先:郵便振替口座 口座番号:00180-6-261048 加入者名:チェチェン連絡会議
金額:一口3,000円 (お手数ですが、通信欄に「バイエフ」とご明記ください)

※お詫びと訂正

 前号のチェチェンニュース(Vol.08 No.02 2008.01.30)で配信した内容に一部誤りがありましたので、訂正いたします。Tさんご指摘ありがとうございました。


●ハッサン・バイエフ仙台講演会

「日時: 2008年2月13日(土) 」→「日時: 2008年2月23日(土) 」
「発起人代表: 須藤道子(「テロにも戦争にもNoを!」の会代表)」→「発起人代表: 山形孝夫(元宮城学院女子大学学長)」

●ハッサン・バイエフ水戸講演会

「主催: アムネスティ水戸グループ」→「共催: アムネスティ水戸グループ/水戸基督友会」

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佐藤正久(元イラク先遣隊長)の闇を照らす

2月17日(日) 13:30-16:40
神宮前穏田区民会館 渋谷区神宮前6-31-5 JR原宿駅6分

 2月17日(日)に行われる集会「元イラク先遣隊長・佐藤正久の闇」の準備をしているのですが、このところ何度も繰り返し、10年以上も前のある夜を思い起こされてしかたがありません。

●ある夜の葛藤

 あれは1995年10月2日のことだったと思います。私はそのとき、ロシア連邦南部のチェチェン共和国の首都にいました。当時、ロシアからの独立を宣言したチェチェンにロシア軍が侵攻して大殺戮を繰り広げていました。大爆撃と地上戦で破壊され全市が停電していたので、泊めてもらった民家はロウソクの灯りしかありませんでした。食べ物もなく、空腹だったのを覚えています。ロウソクの炎を眺めながら、私は、ある村へ行こうか行くまいか迷いに迷ってっていました。

 つづきを読む:
 http://ankoku-mirai.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_0740.html

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■読者からのコメントと各種案内

 (Iさんからいただいたコメントと各種案内です)

 チェチェンニュース編集室御中

 こんにちは。以前何度かメールを差し上げたことがあります。

 またチェチェン以外の情報ですが、都立養護学校の根津公子先生(家庭科)はこれまで卒業式等での君が代不起立を貫き、去年6ヶ月の停職処分を受け、3月にまた立たなかったら今度は解雇されるのではないかと言われています。

 それが、根津さんが「OBJECTION HINOMARU KIMIGAYO」と書かれたトレーナーを着ていたのが「職務命令違反」「職務専念義務違反」であるとして、3月を待たずに2月14日の都教委定例会で解雇されてしまうかもしれません。それを阻止するため、都教委への電話かけなどアクションが提起されています。私はハガキを出しました。

 河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会
 http://homepage2.nifty.com/kaikosasenaikai/

 同ブログ
 http://kaikosasenaikai.cocolog-nifty.com/

 参考

 映画『君が代不起立』
 http://vpress.la.coocan.jp/kimi.html

 根津さんの著書『希望は生徒』(影書房
 http://www.kageshobo.co.jp/

 また、先日、日教組教研集会・全体集会がグランドプリンスホテル新高輪の拒否で開催できない(ホテルは裁判所の決定を無視!)という事件がありましたが、プリンスホテルに対するアピールへの賛同を毛利正道弁護士が呼びかけています。7日のホテルへの要請がTBS、毎日新聞などで報じられました。第二次集約は12日24時です。私も賛同しました。
 http://www1.ocn.ne.jp/~mourima/08.2.3purinsu.html

 日の丸・君が代日教組に対しては様々な考え方があるでしょうし、メルマガやHPで呼びかけるのは難しいかもしれませんが、このような動きを放置しておくと日本の民主主義は確実に窒息死すると思われるので、よろしければお知り合いの方にもお知らせください。

 それから、ご存じかもしれませんが、広河隆一氏のドキュメンタリー映画パレスチナ 1948 NAKBA』が3月22日から渋谷ユーロスペースで公開されます。私も一応 『1コマ』サポーターなので宣伝させていただきます。
 http://nakba.jp/

 ビルマについては『ビルマ、パゴダの影で』という映画が3月15日から公開されますね。これもご存じかと思います。
 http://www.uplink.co.jp/burma/

 これはチラシをもらって知ったのですが、クルド人ムスターファとその家族を支援する会というのがあるようです。在留特別許可のための署名とカンパを呼びかけています。
 http://d.hatena.ne.jp/oda_asahi/

 沖縄・辺野古の新基地建設とともに東村高江のヘリパッド建設問題にも関心を持っています。先日、住民の会代表が反対署名2万2千人分を国会に提出しました。
 http://takae.ti-da.net/

 いろいろ書きました。ご存じのことも多いかと思いますが、何かの参考になれば幸いです。

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■沖縄性暴力事件をどう語るか


 2月10日、沖縄で14歳の女子中学生が米海兵隊員に暴行されるという事件が起こりました。すでにご存知の方が多いと思いますが、6紙の社説(産経は「政論探求」)を読み比べて考えたことを書いてみたいと思います。

 事件については、アジア女性資料センター、アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)、ふぇみん婦人民主クラブが、抗議声明への賛同を募っています。締め切りは17日(日)です。よろしければご協力をお願いいたします。(邦枝律)

 http://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=379

 つづきを読む:
 http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080215/1203006826

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■イベント情報


● 2/16 港:連続学習会「先住民族・マイノリティにとって和平協定は希望か?」第1回
先住民族・マイノリティの権利を守り、和平協定を有意義なものとするために、何が必要なのか?
http://daily.jummanet.org/?eid=668982


● 2/16 大阪:宇田有三講演会「ビルマ最新事情」
日本占領時代から続くビルマの長い長い混乱・苦しみと、私たちとのつながりを考えよう
http://www.burmainfo.org/events/200802.html


● 2/17 渋谷:行動するためのシンポジウム「佐藤正久(元イラク先遣隊長)の闇を照らす」
私たちの知らないところでわざと戦争が起こされようとしている? 林克明さんが語る
http://ankoku-mirai.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_0740.html


● 2/22 大田:チェルノブイリ・ビデオ上映会
チェルノブイリ原発事故から日本の原発問題を考えるビデオ上映会
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080120/1200837766


● 2/23 千代田:JVJA沖縄現地報告 消される歴史の現場から
今も、なぜ、沖縄なのか?私たちは、その声を聞く「義務」がある。
http://www.jvja.net/okinawa.htm


● 3/2 :練馬 FAV 連連影展
複雑な歴史や個々人のアイデンティティの「はざま」を表現する映画祭。木室さんの『海南島訪問記(仮)』の上映も。
http://www.renren-fav.org/schedule_2008_03_02.html


● 3/8 千代田:斉藤貴男氏出版記念集会
格差×監視=戦争国家? 私たちはどこへ行こうとしているのか?
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080117/1200544968

● 3/9,10 台東:3.10 10万人のことば
今から63年前のこの日、東京で10万人の人々の命が奪われた。大空襲の一夜を追体験する45分。
http://www.gallery-ef.com/concert.htm


● 3/23 文京:政治討論集会 教育問題をどう考えるか
学校の荒廃、日の丸君が代強制、学校での、塾講師による補習。あるべき教育とは?意見を出し合おう!
http://www.siminrentai.com/

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■映画/写真展など


● 2/16-22 大阪:『暗殺リトビネンコ事件』
リトビネンコはなぜ殺されなければならなかったのか?
アンドレイ・ネクラーソフ監督による迫真のドキュメンタリ。
http://www.nanagei.com/movie/data/204.html


● 2/5-15 港:写真展「ビルマ2007 民主化運動:高揚、弾圧、現在」
激動するビルマ民主化運動を振り返り、美しい自然や人々の姿を伝える写真展。
http://www.burmainfo.org/events/200802exhibition.html


● 2/23-3/3 新宿:大山未来写真展「天地豊饒の村-カンボジア・ルング村-」
カンボジアの農村と人々の姿を撮る
http://www.genken.ac/modules/myalbum2/index.php


● 11/17- 全国:『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』
“ドナウの真珠”とよばれる首都ブダペスト。1956年、失われた革命とオリンピックの栄光があった。
http://www.hungary1956-movie.com/


● 1/12- 全国:『六ヶ所村ラプソディー』上映会
核燃料再処理工場を抱える青森県六ヶ所村の人々は、何を感じ、どんな生活を送っているのか?
http://www.rokkasho-rhapsody.com/_schedule/schedule


● 3/15- 渋谷:『パゴダの影で』
軍事政権によって今なお迫害され続ける少数民族の叫びを伝えるドキュメンタリ。パゴダ(仏塔)の影でカメラが捉えたもう一つのビルマとは?
http://www.uplink.co.jp/burma/


● 3/22- 渋谷:『パレスチナ1948 NAKBA』
パレスチナ人がNAKBA(大惨事)と呼ぶイスラエル建国の年に何が起こったのか? 広河隆一40年間の取材の集大成
http://nakba.jp/

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