列車脱線事故はチェチェンのイメージダウンを狙っている

チェチェン独立派の在英代表者のアフメド・ザカーエフ文化相は、12日のチェチェンプレスでの声明で、モスクワーグロズヌイ線での爆破脱線事故に、ロシア連邦保安局(FSB)が関与しているとの考えを明らかにした。ザカーエフよると、最近ロシア外務省は英国政府に対して、「(「対テロ戦争」との)ダブルスタンダードをやめ、反ロシア的政治家に対する断固たる処置をとること」を要求しており、今回のような事件は、在外チェチェン人を追い詰めようとして引き起こされていると考えている。ザカーエフは2003年から英国の在留資格を持っている。一方、チェチェンの首都グロズヌイでは、親ロシア派(傀儡政権)のアルハノフ大統領が、「この事件は、ロシアの人々に、チェチェンがテロ国家であると印象付けようとする勢力が引き起こしたものだ」と発言した。

RFE/RL NEWSLINE Vol. 9, No. 111, Part I, 13 June 2005