ボロディノフスカヤ掃討作戦について

6月4日に、チェチェンのボロディノフスカヤ村に対する掃討作戦が行われ、この村で多数を占めていたアヴァール系住民の、ダゲスタンへの集団避難が伝えられていた。この件についてベスラン・ガンタミロフ元グロズヌイ市長(汚職で逮捕・投獄されたのち、第二次チェチェン戦争の開始とともに釈放されてロシア側についてチェチェン侵攻に参加した人物)は、「真の指導者がいないからこういうことになる」とインターファックス通信に対して語り、警察と軍部隊の指揮系統の齟齬が生じていることを指摘した。ガンタミロフ氏は11月に行われる予定の親ロシア派の議会選挙に出馬しようとしている。親ロシア政権との関係は良好でない。

RFE/RL NEWSLINE Vol. 9, No. 123, Part I, 29 June 2005