2005-07-01から1日間の記事一覧

閉ざされた声=チェチェン(1)タマーラ(上)

信濃毎日新聞 2005年4月8日掲載の記事を一部改稿 四年七ヶ月ぶりの再会 一九九四年十二月、ロシアからの独立を求めるチェチェンにロシア軍が侵攻し、第一次チェチェン戦争が始まってから十年余。チェチェン人女性タマーラ・カラーエヴァ(51)は、数々の…

「チェチェン議会選へのイスラム諸国の選挙監視を歓迎」ラブロフ外相

RIAノーボスチの報道によれば、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、11月に予定されている親ロシア派のチェチェン議会選挙への、イスラム会議機構(OIC)の選挙監視団の参加を希望するとの意向を語った。チェチェン独立派を排除する形での議会選挙の準備…

ラムザン、警察部隊の権限拡大を要求

親ロシア政権の第一副首相である、ラムザン・カディロフ(親ロシア私兵集団のボスで数々の人権侵害を引き起こしている)は、グデルメスで28日に、「チェチェンの警察はテロリズムと犯罪に対抗するために、もっと強い権限を与えられる必要がある」と語った…

ボロディノフスカヤ掃討作戦について

6月4日に、チェチェンのボロディノフスカヤ村に対する掃討作戦が行われ、この村で多数を占めていたアヴァール系住民の、ダゲスタンへの集団避難が伝えられていた。この件についてベスラン・ガンタミロフ元グロズヌイ市長(汚職で逮捕・投獄されたのち、第…

ロシア政府−親ロシア派間の権限協定遅れる

チェチェン親ロシア派政府とロシア連邦政府の権限協定が準備されていたが、今のところ無期限に延期となっている。南部連邦管区のコザク大統領代表のスポークスマンによれば、「協定案は、南部連邦管区当局とモスクワ当局の間で検討を続けている。重要な修正…