「チェチェン議会選へのイスラム諸国の選挙監視を歓迎」ラブロフ外相

RIAノーボスチの報道によれば、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、11月に予定されている親ロシア派のチェチェン議会選挙への、イスラム会議機構(OIC)の選挙監視団の参加を希望するとの意向を語った。チェチェン独立派を排除する形での議会選挙の準備が進んでいるが、西欧諸国および国際機関の選挙監視団が参加することは考えにくいため、権威づけを狙って今回の発言に出たと考えられる。

「昨年の大統領選挙同様に、OICがチェチェンでの議会選挙にオブザーバーを派遣するなら、こちらは考慮する」と語った上、ユネスコチェチェンの教育環境の復旧プロジェクトにOICが賛意を示していることに感謝をの意を表した。また、今後OICとの協力関係を強め、ともに国連改革に携わっていくとの意向を明らかにした。