欧州人権裁判所、ロシア軍による掃討作戦に違法判決

久々によいニュースです。10月12日、欧州人権裁判所が、6年前にロシア軍がチェチェンの首都グローズヌイで5人のチェチェン人を違法に殺害したことに対して、ロシア連邦の責任を問う判決を下しました。裁判では、ロシア連邦チェチェン人を超法規的に殺害した件について適切な調査を怠ったとして、遺族に28万5000ドル以上の賠償を命じています。

殺害された5人の中には、妊娠9ヵ月の女性と、生後1年の子どももいました。全員の遺体に銃痕があり、暴行された形跡が確認されたということです。

欧州裁判所は、7月27日にも、ロシア南部チェチェン共和国で99年、連邦軍チェチェン人男性が拘束され行方不明になった事件で、政府の責任を指摘する判決を下しています。

2006年10月12日 ラジオ・リバティ
http://rferl.org/featuresarticle/2006/10/79661C7B-B313-49B6-BF8D-8A5689DEBEA6.html
2006年10月13日 ラジオ・リバティ
http://rferl.org/featuresarticle/2006/10/5A0561CB-217E-42A7-A495-414B14B9EB63.html