チェチェン独立派指導者、大統領権限を剥奪される

ラジオ・リバティ 2007年11月7日 Vol.11, No.207, Part 1

 チェチェン独立派亡命議会は、11月6日、チェチェン独立派大統領兼抵抗指導者、ドック・ウマーロフの大統領権限を正式に剥奪したという声明をchechenews.comに発表した。
 ウマーロフは、自身を北コーカサスの指導者と見なし、北コーカサス首長を称したことによって、自ら大統領の権威を損なっていた(2007年10月30日のラジオ・リバティの記事を参照)。ラジオ・リバティ北コーカサス支部との11月6日のインタビューの中で、チェチェン議会第一副議長のセリム・ベシャーエフは、ウマーロフの宣言はチェチェン憲法に違反しており、犯罪に当たると述べた。大統領は、就任宣言によって、1992年に採択されたチェチェン憲法を遵守して、チェチェン共和国を強化・防衛する義務を負っている。チェチェン大統領および政府首席としてのウマーロフの権限は、今後チェチェン議会に委譲される。

原文: http://www.hri.org/news/balkans/rferl/2007/07-11-08.rferl.html#10