欧州人権裁判所、ロシア政府に賠償命令

11月9日、欧州人権裁判所が、2人のチェチェン人の失踪事件に関して、ロシアに有罪判決を下しました。原告は、2年前にロシアから米国に亡命したチェチェン人女性、マルゼット・イマカーエワ。彼女の息子は2000年にロシア軍に拘束されて以来行方不明になっており、その2年後に夫も行方不明になりました。

過去4ヶ月だけでも、チェチェン戦争に関する一連の裁判でロシアが敗訴した例は、これが3件目です。裁判所は、ロシア政府に対して原告に賠償金11万4000ドルを支払うよう要求しています。

彼女の裁判を含む2件の裁判に関するアムネスティのプレス・リリースはこちら。
http://web.amnesty.org/library/index/ENGEUR460572006