ポリトコフスカヤ暗殺:ロシア政府の対応

ポリトコフスカヤの暗殺について、ジャーナリスト団体や人権団体が抗議声明を発表する中、ロシア政府は今のところ特に何も反応を示していないそうです。


ブリュッセルに本部を置くメディア機構、国際ジャーナリスト連盟(IFJ)は、7日、ロシアのプーチン大統領に対して、即座にポリトコフスカヤの暗殺事件の調査を行うよう要求した。

国際ジャーナリスト連盟(IFJ)の事務局長、アイダン・ホワイトは、「これはロシアのジャーナリズム全体を覆っている無法状態の現れだ」と発言し、彼女を「勇敢なロシア人ジャーナリストたちの中でもっとも勇敢な人物」と評した。

ニューヨークでは、ジャーナリスト保護委員会(CPJ)が、「ロシアのジャーナリズムにとって破滅的な動き」と批判した。

パリに本部を置く国境なき記者団は、「ロシアは暴力が吹き荒れる国であり、その暴力はジャーナリストに向けられる」と述べた。

アムネスティ・インターナショナルや、前ソ連大統領ゴルバチョフも、ポリトコフスカヤの暗殺に抗議する声明を発表した。

今のところ、ロシア政府は特に何も反応を示していない。


10月7日付ラジオ・リバティより
http://www.rferl.org/featuresarticle/2006/10/061bc3e9-ce38-4529-bc04-b7f53e3aa03d.html