ロシア・チェチェン友好協会、フィンランドで復活
2007年10月31日 Caucasian Knot
10月30日、ロシア・チェチェン友好協会がフィンランドで正式に登録された。
本日、欧州議会「緑の党」使節団としてモスクワを訪問中のヘイディ・ハウタラ―フィンランド議会副議長兼フィンランド・ロシア市民フォーラム議長―が、"Caucasian Knot"に語った。
ハウタラ氏によると、ニジニ・ノブゴロドの人権活動家スタニスラフ・ドミトリエフスキーが協会の代表に選出され、フィンランドの人権活動家エヴァ・マーティンソンが副代表を務める。ロシア・チェチェン友好協会の報道事務局長は、「寛容を支援するためのニジニ・ノブゴロド財団」の取締役であるオクサナ・チェリシェヴァが務める。
昨年10月、ニジニ・ノブゴロド地区裁判所は、スタニスラフ・ドミトリエフスキーが代表を務める国内NGO「ロシア・チェチェン友好協会」に閉鎖命令を出した。協会が10月30日にフィンランドで登録されたことにより、ロシアで閉鎖された協会は、実質的に復活することになった。オクサナ・チェリシェヴァが"Caucasian Knot"に語った。
ロシア・チェチェン友好協会は、これまで通り、チェチェンにおける人権の擁護―誘拐や超法規的処刑、拷問との戦い―を最優先に活動していく。チェリシェヴァ氏によると、協会の最初の活動計画には、アンナ・ポリトコフスカヤの国際追悼会議で行われる予定のものも含まれていたが、ロシア当局の妨害を受けて実現しなかった。ロシア・チェチェン友好協会は、近く、フィンランドの首都ヘルシンキでイベントを開催する。
原文: http://eng.kavkaz.memo.ru/newstext/engnews/id/1200723.html